10月11日の日経平均株価は、ファーストリテーリングの影響力の強さが改めて確認される結果となりました。同社は前日の引け後に25年8月期連結決算を発表。前期に続いて過去最高の業績を見込んでいるとのこと。加えて、年間配当予想を前期比50円増の450円に引き上げたことも好感され、同社の株価は前日比6.1%の大幅高。これにより、日経平均株価を277.88円押し上げました。そのようななか、日経平均構成銘柄の騰落数は、全225銘柄のうち値下がりが160銘柄と7割超が下落も、日経平均株価は前日比224.91円高の39,605.80円で取引を終えています。
日経平均株価の寄与度上位は、ファーストリテイリング〈9983〉、アドバンテスト〈6857〉、中外製薬〈4519〉、東京エレクトロン〈8035〉、フジクラ〈5803〉となり日経平均を押し上げた一方、寄与度下位は、ソフトバンクグループ〈9984〉、KDDI〈9433〉、信越化学工業〈4063〉、TDK〈6762〉、NTTデータ〈9613〉となりました。
また、東証プライム市場の売買高は15億7,900万株、売買代金は3兆7,755.31億円となり、前日と比べて増加。
業種別では、銀行業、小売業、保険業、非鉄金属、海運業が上昇した一方、不動産業、陸運業、建設業、金属製品、電気・ガス業などが下落しました。
東証プライム市場の個別銘柄の値上がり上位は、1位がコシダカホールディングス〈2157〉で+150円(+15.26%)の1,133円、2位がサムティホールディングス〈187A〉で+285円(+10.20%)の3,080円、3位が酉島製作所〈6363〉で+234円(+9.06%)の2,817円となりました。
一方、値下がり下位は、1位がトレジャー・ファクトリー〈3093〉で-227円(-13.84%)の1,413円、2位が松竹〈9601〉で-1,069円(-10.36%)の9,246円、3位がOSG〈6136〉で-174円(-8.89%)の1,782.5円で取引を終えました。
なお、年初来高値を更新したのは30銘柄、年初来安値を更新したのは8銘柄でした。
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