10月9日の日経平均株価は、前日の米ハイテク株高の流れを引き継ぎ、朝方から上昇、一時500円超の上げ幅を記録しました。買い一巡後は戻り待ちの売りが上値を抑えたものの、中国当局が10月12日午前10時(日本時間同11時)に財政政策に関する記者会見を開くとの情報が伝わると、中国の財政政策期待への高まりを背景に、指数は再び上昇基調に。日経平均株価は前日比340.42円高の39,277.96円で取引を終えました。日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がりが110銘柄、値下がりが115銘柄、変わらずが0銘柄。
日経平均株価の寄与度上位は、アドバンテスト〈6857〉、ファーストリテイリング〈9983〉、東京エレクトロン〈8035〉、リクルートホールディングス〈6098〉、ソフトバンクグループ〈9984〉となり日経平均を押し上げた一方、寄与度下位は、東京海上ホールディングス〈8766〉、コナミ〈9766〉、任天堂〈7974〉、三菱商事〈8058〉、三井物産〈8031〉となりました。
また、東証プライム市場の売買高は15億8,300万株、売買代金は3兆6,430.62億円となり、前日と比べて減少。
業種別では、精密機器、小売業、サービス業、医薬品、化学などが上昇した一方、鉱業、保険業、電気・ガス業、鉄鋼、卸売業などが下落しました。
東証プライム市場の個別銘柄の値上がり上位は、1位がギフトホールディングス〈9279〉で+239円(+8.24%)の3,140円、2位がチェンジホールディングス〈3962〉で+96円(+7.54%)の1,369円、3位がイオンディライト〈9787〉で+265円(+6.59%)の4,285円となりました。
一方、値下がり下位は、1位がわらべや日洋ホールディングス〈2918〉で-224円(-9.61%)の2,106円、2位がジャパンディスプレイ〈6740〉で-1円(-4.35%)の22円、3位がプロシップ〈3763〉で-55円(-3.47%)の1,532円で取引を終えました。
なお、年初来高値を更新したのは64銘柄、年初来安値を更新したのは5銘柄でした。
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