日経平均は「大幅反発」743.30円高の38,552.06円で取引終了…投資家心理を改善させた、石破新総理の“ある変化”【10月3日の国内株式市場概況】

日経平均は「大幅反発」743.30円高の38,552.06円で取引終了…投資家心理を改善させた、石破新総理の“ある変化”【10月3日の国内株式市場概況】

2024年10月3日(木)の日経平均株価をはじめ、日経平均寄与度の上位と下位銘柄、業種別騰落ランキング、東証プライム市場に上場している個別株式の騰落率ランキングなどをお伝えします。

10月3日の日経平均株価は、前日の米フィラデルフィア半導体指数の上昇や為替市場での円安進行を受けて、半導体関連銘柄や輸出関連銘柄を中心に一時1,000円以上上昇するなど、終日堅調な展開に。前日比743.30円高の38,552.06円で取引を終えました。市場では、株価大幅反発の背景に石破茂首相の「スタンスの変化」による投資家心理の改善があるとの見方も。従来、金融正常化に積極的な“タカ派”とみられていた石破首相ですが、昨日2日夜、植田日銀総裁と面会後、早期の追加利上げに否定的な見解を示しました。こうしたなか、投資家のリスク選好姿勢が強まり円安・株高の様相を呈した可能性が指摘されています。日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がりが181銘柄、値下がりが43銘柄、変わらずが1銘柄。

 

日経平均株価の寄与度上位は、ファーストリテイリング〈9983〉、アドバンテスト〈6857〉、東京エレクトロン〈8035〉、ソフトバンクグループ〈9984〉、TDK〈6762〉となり日経平均を押し上げた一方、寄与度下位は、ニトリ〈9843〉、ダイキン工業〈6367〉、セブン&アイ・ホールディングス〈3382〉、日東電工〈6988〉、日本取引所グループ〈8697〉となりました。

 

また、東証プライム市場の売買高は19億0,600万株、売買代金は4兆2,946.19億円となり、前日と比べて減少。

 

業種別では、保険業、海運業、医薬品、陸運業、サービス業などが上昇した一方、パルプ・紙、銀行業、鉄鋼、空運業、その他金融業が下落しました。

 

 東証プライム市場の個別銘柄の値上がり上位は、1位が霞ヶ関キャピタル〈3498〉で+3,240円(+20.89%)の18,750円、2位がエムスリー〈2413〉で+145円(+9.93%)の1,605円、3位がMacbee Planet〈7095〉で+240円(+9.39%)の2,796円となりました。

 

一方、値下がり下位は、1位が兼松〈8020〉で-88円(-3.64%)の2,332円、2位がトレジャー・ファクトリー〈3093〉で-57円(-3.34%)の1,650円、3位が楽天銀行〈5838〉で-95円(-3.05%)の3,015円で取引を終えました。

 

なお、年初来高値を更新したのは38銘柄、年初来安値を更新したのは4銘柄でした。

 

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