国際結婚で複雑になる相続税…アメリカ人と結婚し海外在住となった日本人女性、所有する日本の不動産の相続税はどうなる?

国際結婚で複雑になる相続税…アメリカ人と結婚し海外在住となった日本人女性、所有する日本の不動産の相続税はどうなる?
(※写真はイメージです/PIXTA)

国際結婚した後、日本に所有する不動産の相続税はどうなるのでしょうか。アメリカ人の男性と結婚した日本女性が所持していた不動産が米国でどう課税されるかについてみていきます。本連載では、富裕層の国際相続の諸課題について解説します。

国際相続の典型パターン

結婚を機に海外に居住し、所有する日本の不動産を相続するケースを見ていきます。

 

国際相続での典型パターンを以下の4例に分類しました。

 

[図表]

 

国際相続の典型的なパターンは、図表の例4が該当します。例4は例2と類似しているようですが、相続財産の所在地が異なります。

 

例3は、比較的よくあるケースです。たとえば、相続人となる子弟のひとりが、国際結婚あるいは海外勤務等で外国居住者となる例です。

 

相続税の場合は、個別の事例が他との類似性に乏しいという特徴があります。要するに、1件ごとに内容が異なることになります。そこで、上記図表の例4の内容を肉付けしてみました。

 

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