米ドル債券の税金
税金についても簡単に説明しておきます。個別の米ドル債券を個人で持っている場合は2つの税金が発生します※。
利息収入
1つ目が利息収入にかかる税金です。利息の金額に対して20.315%を証券会社が徴収し、残りの80%弱が税引後の利息として債券保有者に支払われます。
売却もしくは償還時にかかる値上がり益
2つ目が売却もしくは残存期間が終わり元本返済されるとき(償還時)にかかる値上がり益にかかる税金です。値上がり益は債券の価格損益と為替損益の掛け算で決まります。
例えば、債券の償還時に投資時より価格が10%上昇、為替も投資時より10%円安になっていたなら、合わせて購入金額に対して20%程度が債券の値上がり益になります。債券は値上がり益に対しても20.315%の税金が発生します。
なお債券から発生する利息収入や値上がりの利益は、他の金融資産の損失と相殺ができます。債券の利息収入や値上がり益が合計で1000万円あったとして、同じ年に株式の売却損が700万円あったとすると、相殺してその年の利益を300万円ということにして課税負担を減らすことができます。
債券を資産管理会社などの法人で持っている場合は、利息収入も値上がり益もその法人の収入となり、法人で発生する経費などと相殺して利益が残れば法人税がかかります。
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