4.換金性の高さ
いつでも売却できてすぐに現金に戻すことができる換金性の高さも米ドル債券の魅力です。どれくらい「いつでも」かというと、通常は売却の発注をしてから当日には売却が完了し、数日後には米ドルで返ってきます。この米ドルを円に戻すには1、2日かかるので米ドル債券を売却してから、円預金に戻すまでは土日をまたいでも1週間くらいのイメージです。
つまり、金融資産の大半を米ドル債券で運用していれば、金融資産の大半は高い換金性を維持できているという意味になります。1週間で換金できれば大抵の決済に間に合います。いざというときに現金が必要な富裕層にとっては、換金性の高さは魅力的です。
5.手間いらず
投資するときに煩雑な手続きがほとんどなく、また投資後の面倒な管理も必要ありません。
米ドル債券への投資に関しては証券会社に口座を作って、投資資金を入金、そして債券を選んで、購入するだけです。どれだけ金額が大きくてもスムーズにいけば、数週間から1カ月程度で投資を実行できます。
投資後の管理に関しては、定期的に入ってくる利息の銀行への出金や利息を使うあてがない場合は何かに投資する手続きくらいでしょう。投資も管理もすべてインターネットやオンライン、郵送手続きで完了しますので、富裕層は家から一歩も出ずに米ドル債券への投資を行うことができます。
実際に当社のお客様でも一度も我々と対面で会わず、オンラインや郵送の手続きだけで数億円から数十億円の米ドル債券投資を実行する富裕層もたくさんいます。
現役経営者など忙しい富裕層は投資や管理の手間を嫌います。米ドル債券はそういった忙しい富裕層の方々に、ほとんど手間やストレスをかけずに投資が実行できる希少な金融資産なのです。
これらが主な理由となり、多くの富裕層が米ドル債券を求めているのです。つまり、米ドル債券に投資すると高い利息収入を得ながら、外貨に資産も収入も分散できて価格の安定感と換金性を兼ね備え、おまけに手間いらず、という恩恵を受けることができます。
世古口 俊介
株式会社ウェルス・パートナー
代表取締役
2005年4月に日興コーディアル証券(現・SMBC日興証券)に新卒で入社し、プライベート・バンキング本部にて富裕層向けの証券営業に従事。その後、三菱東京UFJメリルリンチPB証券(現・三菱UFJモルガンスタンレー証券)を経て2009年8月、クレディ・スイスのプライベート・バンキング本部の立ち上げに参画し同社の成長に貢献し、2016年5月に退職。2016年10月に株式会社ウェルス・パートナーを設立し、代表に就任。
資産数億円以上の富裕層を対象に資産運用コンサルティングを行う。株式や債券、不動産などすべての資産クラスを扱い資産全体を最適化。書籍出版や各種メディアへの寄稿、登録者1.4万人超のYouTubeチャンネル「世古口俊介の資産運用アカデミー」を通して日本の富裕層に資産運用の情報を発信している。
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