観光客の不満……「夜間アクティビティの不足」が課題
フーイエン省の省都トゥイホアは、手付かずの自然が多く残る地域で、市のシンボルである12世紀のチャンパ王国時代の遺跡「ニャン塔」など、歴史的な魅力を持つ都市でもある。夜間経済と観光業はまだ始まったばかりだが、市はこれが経済の活性化に寄与することを期待している。
観光客の多くは、夕方になると街の閉店時間が早すぎて、訪れる場所が少ないと不満を述べている。
ホーチミン市から訪れたレ・タオ・トランさんは、ダウンタウンのほとんどの店が午後10時までに閉まってしまうと話している。また、ダナン市からの観光客グエン・ヴァン・カンさんは、ダナン市はニャンタワーでの芸術パフォーマンスや海辺のバー、クラブを午前3時まで営業させ、24時間営業のカフェを設けるなど、夜間のアクティビティをもっと充実させるべきだと提案した。
フーイエン観光協会のホー・ヴァン・ティエン会長も、観光客向けの夜間アクティビティが不足していると認め、市内の夜市は範囲が広すぎて焦点が定まっていないと指摘している。ティエン会長は、地元の名物料理や石の木琴の演奏、マグロ料理の試食といったユニークな体験を提供する夜市の設置を提案した。
夜間経済発展に向けた約600億ベトナムドンの投資計画
市人民委員会は、2024年から2030年にかけて、観光業に重点を置いた夜間経済を発展させるためのパイロットプログラムを発表した。このプログラムにより、2024年から2025年にかけて、夜市やバーは早朝まで営業を続ける予定だ。
また、ディエンビエンフー通りとフンブオン通り、レー・チュン・キエン通りとファンルータン通りの歩行者広場、そしてニンタワー、4月1日広場、ニンフォンタワーなどの観光スポットは午後11時まで営業する予定だ。
現状では、約600億ベトナムドン(約3億5,400万円)を投じて、既存の施設を強化・改修し、新しい施設を建設して夜間経済の発展を目指している。2026年から2030年にかけては、市内のソン湖で多彩なアクティビティや芸術パフォーマンスを企画する方針だ。
夕方からは、午後6時から午後11時にかけて、電気自動車や2階建てバス、ボートツアーで市内観光に出かけたり、グエン・ヴァン・フエン ブックストリートを訪れたりすることができる。
主要プロジェクトや娯楽・レジャー分野には、今後、約6,700億ベトナムドン(約39億5,000万円)の投資が募られる予定だ。人民委員会のグエン・クオック・タン副委員長は、このプロジェクトが夜間観光の発展に大いに貢献するだろうと述べた。
2025年2月8日(土)開催!1日限りのリアルイベント
「THE GOLD ONLINE フェス 2025 @東京国際フォーラム」
来場登録受付中>>
注目のセミナー情報
【税金】11月27日(水)開催
~来年の手取り収入を増やす方法~
「富裕層を熟知した税理士」が考案する
2025年に向けて今やるべき『節税』×『資産形成』
【海外不動産】11月27日(水)開催
10年間「年10%」の利回り保証
Wyndham最上位クラス「DOLCE」第一期募集開始!
【事業投資】11月28日(木)開催
故障・老朽化・発電効率低下…放置している太陽光発電所をどうする!?
オムロンの手厚いサポート&最新機種の導入《投資利回り10%》継続を実現!
最後まで取りつくす《残FIT期間》収益最大化計画
2025年2月8日(土)開催!1日限りのリアルイベント
「THE GOLD ONLINE フェス 2025 @東京国際フォーラム」
来場登録受付中>>
【関連記事】
■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】
■月22万円もらえるはずが…65歳・元会社員夫婦「年金ルール」知らず、想定外の年金減額「何かの間違いでは?」
■「もはや無法地帯」2億円・港区の超高級タワマンで起きている異変…世帯年収2000万円の男性が〈豊洲タワマンからの転居〉を大後悔するワケ
■「NISAで1,300万円消えた…。」銀行員のアドバイスで、退職金運用を始めた“年金25万円の60代夫婦”…年金に上乗せでゆとりの老後のはずが、一転、破産危機【FPが解説】
■「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】