国際金融システムを取巻く大きなフレームワークがきしむとき
しかし、筆者は妙な因果を感じるのである。史上最大の暴落であったブラックマンデーはその原因が40年近く経過した現在もまだ解明されていない。なぜ、あれだけの大暴落が起きたのか? その遠因と考えられているのは、米国の双子の赤字、西ドイツの利上げ、ルーブル合意でのドル安是正失敗、自動売買システムの普及などだ。だが、明確な原因はいまだに特定できない。
一方で、おそらく国際金融システム協調の乱れがその大きな背景にあったのではないか、というのは多くの識者の見解が一致するところだ。
紙幅の関係で詳細は別の機会に譲るが、プラザ合意からルーブル合意に至るなかで西ドイツがインフレ抑制のために利上げをする――これが国際協調の足並みの乱れと市場には捉えられ、投資家の不安を高めていった。そのような大きなフレームワークがきしむとき、金融市場では波乱が起きる。
今回の日経平均2,000円安は、その縮尺図と捉えることもできるのではないか。
広木 隆
マネックス証券株式会社
チーフ・ストラテジスト 執行役員
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