インドと共に選ばれるフィリピンの「IT-BPM」
フィリピンはIT-BPM業界の世界的な中心地であり、グローバル顧客がオフショアリング先を決める際、常にインドとフィリピンは有力候補に挙げられます。オフショアリングとアウトソーシングはコスト最適化の有力な方法であり、フィリピンやインドを活用することは、グローバル企業や北米企業にとってコスト最適化の方法となっています。
そのようなフィリピンのITビジネスプロセス(IT-BPM)業界は、2024年末までに7%の売上と従業員数の伸びを見込んでいます。しかし7%の成長率を達成することは、業界が「ベースラインシナリオ」を達成するだけであり、IT-BPM産業ロードマップ2028で設定された積極的な目標には達しません。
IT-BPM業界は、2023年末時点で直接雇用者数が170万人、輸出収入が355億ドルでした。ロードマップによると、2024年には従業員数が184万人、売上が400億ドルに達すると予測されています。7%の成長予測が達成された場合、同業界は2024年末までに従業員数182万人、売上約380億ドルになります。ロードマップでは、2028年までに250万人の雇用創出と590億ドルの売上を目指しています。
業界が成長目標の達成に楽観的なのは、フィリピン人IT-BPM人材に対する需要が依然として強く、また、グローバル企業のコスト最適化の動きの加速もアウトソーシングの需要を後押ししているからです。
フィリピン中央銀行は、サービス輸出額が2024年と2025年にそれぞれ551億ドルと60億ドルに達すると予測しており、ビジネスプロセスアウトソーシングの収入は2024年と 2025年に年間7%ずつ成長すると予測しています。
注目のセミナー情報
【減価償却】9月20日(金)開催
<税理士が解説>経営者なら知っておきたい
今が旬の「暗号資産のマイニング」を活用した賢い節税対策
【医院開業】9月26日(木)開催
【医師限定】人生設計から考える!
医療業界に精通したFPが語る〈医院開業資金〉のリスクと備え
【海外不動産】9月28日(土)開催
海外不動産の投資手法をアップデート!
日本国内の銀行融資を活用した最新・ベトナム不動産投資戦略
【関連記事】
■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】
■月22万円もらえるはずが…65歳・元会社員夫婦「年金ルール」知らず、想定外の年金減額「何かの間違いでは?」
■「もはや無法地帯」2億円・港区の超高級タワマンで起きている異変…世帯年収2000万円の男性が〈豊洲タワマンからの転居〉を大後悔するワケ
■「NISAで1,300万円消えた…。」銀行員のアドバイスで、退職金運用を始めた“年金25万円の60代夫婦”…年金に上乗せでゆとりの老後のはずが、一転、破産危機【FPが解説】
■「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】