【ワーホリの現実】“日本のバイト感覚”では面接にも進めない…現地で働くときに求められる「必須スキル」とは?

【ワーホリの現実】“日本のバイト感覚”では面接にも進めない…現地で働くときに求められる「必須スキル」とは?
(※写真はイメージです/PIXTA)

「ワーホリ人材」を実際に採用する側には、どのような狙いがあるのでしょうか。日本食レストランチェーンの女性マネージャーSさんによると、コロナ禍明けの時期とそれ以降では、求められる能力が大きく異なるといいます。そこで本記事では『安いニッポンからワーホリ!最低時給2000円の国で夢を見つけた若者たち』(上阪徹著:東洋経済新報社)より一部抜粋・再編集し、Sさんが語るオーストラリアでのバイト事情をご紹介します。

日本のアルバイト感覚でワーホリに参加する危うさ

英語力に関しても、語学学校の能力別クラスで上から2番目くらいまでを求めているという。3番目で採用するのは、まわりの状況を見る力など、英語力をカバーする何かを持った人材だ。

 

「昔よりは英語ができる日本人の若者も増えました。できる若者とできない若者の差がすごく激しくなってきていると感じています」

 

ただし、力量があれば時給も変わっていく。どんなタスクができれば時給が上がるのか、明らかになっているという。

 

「どのくらいシフトに入るのか、も同様です。能力があれば、たくさんのシフトを提案されますし、能力がなければ、あまりシフトはもらえません」

 

このあたりも、日本のアルバイトの感覚で考えていると間違える。入れるときに入れられる、ではないのだ。どのくらい働けるか、どのくらい稼げるのかは、能力次第、努力次第なのである。

 

ちなみにこのSさんは、かつてワーホリでオーストラリアに入国。この飲食店でアルバイトで働き、能力を認められて正社員となり、就労ビザを得て長期滞在している。

 

もちろん、すべての飲食店が同じではないかもしれないが、日本的なアルバイト感覚の危うさには、気づいて入国したほうがいい。

 

 

上阪 徹

ブックライター
 

※本記事は『安いニッポンからワーホリ!最低自給2000円の国で夢を見つけた若者たち』(東洋経済新報社)の一部を抜粋し、THE GOLD ONLINE編集部が本文を一部改変しております。

 

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※本連載は、上阪徹氏の著書『安いニッポンからワーホリ!最低時給2000円の国で夢を見つけた若者たち』(東洋経済新報社)より一部を抜粋・再編集したものです。

安いニッポンからワーホリ!最低時給2000円の国で夢を見つけた若者たち

安いニッポンからワーホリ!最低時給2000円の国で夢を見つけた若者たち

上阪 徹

東洋経済新報社

・実働6時間のブルーベリー摘みで月収50万円。 ・カフェでのアルバイト収入は週給10万円。 ・残業なしの介護アシスタントで月収80万円。 オーストラリア、カナダ、ニュージーランド……。コロナ禍が明けた今、日本を飛び…

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