高配当株でよくある質問「年代別のおすすめポートフォリオは?」→答え「何歳であっても同じでよい」…その理由とは【マネックス証券チーフ・ストラテジストが解説】

高配当株でよくある質問「年代別のおすすめポートフォリオは?」→答え「何歳であっても同じでよい」…その理由とは【マネックス証券チーフ・ストラテジストが解説】
(※写真はイメージです/PIXTA)

「若い人ほどリスクの高い金融商品を多めに保有し、高齢の人はリスクの高い商品の比率を下げていきましょう」といったように、年齢に応じてポートフォリオを変えるべきという意見を目にします。
しかし、『利回り5%配当生活』(かんき出版)の著者である広木隆氏は、高配当株投資においては年代別にポートフォリオを変える必要はないと指摘します。その理由を著書より一部抜粋してご紹介します。

高配当利回り銘柄と連続増配銘柄の比率

年代別の違いを強いて挙げるのであれば、高配当利回り銘柄と連続増配銘柄の比率でしょう。連続増配銘柄はバリュー銘柄というよりも、グロース銘柄の色合いが濃いので、たとえば長期的な資産形成をする段階、つまり比較的年齢の若いうちは連続増配銘柄に比重を置いたポートフォリオにするのもいいでしょう。

 

たとえば連続増配銘柄を6割、高配当利回り銘柄を4割にするとか、もう少し成長性を取りたいのであれば、連続増配銘柄を7割、高配当利回り銘柄を3割という資産配分でポートフォリオを組んでも良いでしょう。これがシニア世代であれば、高配当利回り銘柄を8割から9割くらいまで高めて運用します[図表1]。

 

[図表1]年代別ポートフォリオの配分例

 

それと、これも繰り返しになりますが、若い世代とシニア世代の運用スタイルの違いという点について申し上げるとしたら、若い世代は受け取った配当を必ず再投資すること。間違っても、豪華なディナーなどに使ってはいけません。

 

対してシニア世代は、生活費の一部に充当するために高配当利回り銘柄を保有するのですから、自由にお使いになれば良いでしょう。

 

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※本連載は、広木隆氏による著書『利回り5%配当生活』(かんき出版)より一部を抜粋・再編集したものです。

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