株主優待にもそれなりに意義がある
最後に、配当は株主還元のために行われるものですが、株主還元という点では「株主優待」に注目して投資する人も少なくありません。
株主優待とは、株主に、自分たちがどのような製品・サービスを提供しているのかを深く知ってもらうために、製品やサービスを割安の価格で利用できる権利を提供するものです。一時期、と言うか今もそうだと思うのですが、個人投資家の中には株主優待欲しさで銘柄を選んでいる人も、少なからずいます。
ただ、株主優待は資産形成という観点から見ると、とらえ方が難しいです。金銭ではないので、再投資ができません。
ただ、頻繁に投資先企業の製品やサービスを購入する方であれば、金銭的支出の代替となって、株主優待で浮いた分のお金を投資に回すことで、実質的に金銭価値を受けられる、と考えることもできるでしょう。
たとえば飛行機の株主優待券やオリエンタルランドが提供している、ディズニーランドの優待パスポートなどが分かりやすいものです。株主優待の価値そのものではなく、株主優待を行っている企業への投資という観点からは、別のメリットもあるようです。
根津アジア・キャピタル・リミテッドの創設者兼マネージングパートナーであるデイビッド・スノーディーさんの分析によると、株主優待を行っている企業のボラティリティは低いという特徴が認められるといいます。株主優待にもそれなりの意義があると言えるでしょう。
広木 隆
マネックス証券 チーフ・ストラテジスト
※本記事は『利回り5%配当生活』(かんき出版)の一部を抜粋し、THE GOLD ONLINE編集部が本文を一部改変しております。
注目のセミナー情報
【事業投資】1月13日(火)開催
トップ経営者が実践する節税方法を公開!
「即時償却による節税」×「想定利回り9.6%以上」×「手間なし」
無人運営コワーキングスペース「マイクロFCオーナー制度」の全貌
【国内不動産】1月17日(土)開催
建築会社だから実現する安定利回り6%・短期売却で30%超のリターン
東京23区で始める「土地から新築RC一棟投資」実践法
【関連記事】
■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】
■月22万円もらえるはずが…65歳・元会社員夫婦「年金ルール」知らず、想定外の年金減額「何かの間違いでは?」
■「もはや無法地帯」2億円・港区の超高級タワマンで起きている異変…世帯年収2000万円の男性が〈豊洲タワマンからの転居〉を大後悔するワケ
■「NISAで1,300万円消えた…。」銀行員のアドバイスで、退職金運用を始めた“年金25万円の60代夫婦”…年金に上乗せでゆとりの老後のはずが、一転、破産危機【FPが解説】
■「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】

