9.損切りは次の投資チャンスと考える
勝っている投資家は、シナリオもなく含み損が出た銘柄を塩漬けにして回復を願うようなことは絶対にしません。株はお金を増やす手段と考えており、それが当分かなわない、あるいは放置していると損がより膨らむ可能性が高いと思ったら、なんのためらいもなく損切りします。
損失を確定してでも、上がる根拠の高い銘柄に資金を移すほうが、よほど増やせるチャンスがあるからです。いつ上がるのかがまったく見えない銘柄のために資金を拘束するよりも、いくらかでも残ったお金で次のチャンスをつかみに行くことを重視するのです。
10.含み損が大きいものから決済していく
誰だって投資をするときは株価が上がることを期待するわけですが、思惑に反して下がってしまえば含み損になります。その原因は、買うタイミングを間違えたか、立てた仮説がそもそも間違えていたか、のどちらかです。
いずれの場合でも、不正解の銘柄を抱えていれば資金効率が悪化しますし、含み損の額が大きい銘柄ほど仮説が的外れで犯したミスは大きいということになります。ですから、ミスを犯したあとの行動としては、含み損が大きい銘柄から決済していくのが「正解」となるのです。
逆に、含み益が大きい銘柄ほど、その銘柄に投資した判断は「正解」ということになるので、そう簡単に手放してはいけないことになります。
かぶカブキ
元証券マンの個人投資家
※本記事は『決算書3分速読から見つける10倍株ときどき50倍株 2年で資産を17.5倍に増やした元証券マンの投資術』(KADOKAWA)の一部を抜粋し、THE GOLD ONLINE編集部が本文を一部改変しております。また、投資による結果に編集部は一切責任を負いません。投資に関する決定は、自らの判断と責任により行っていただきますようお願いいたします。
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