株式取引手数料は、証券会社やプラン、取引額ごとに異なります。そして、手数料の面で特におすすめなのは「SBI証券」です。SBI証券では、書類等を電子交付にするだけで、現物・信用取引の両方の株式売買手数料が無料になります。この記事では、手数料が安くておすすめの証券会社を比較表でわかりやすく紹介します。コストを抑え、効率的に取引したい方は参考にしてください。
手数料が安い証券会社おすすめランキング10選…プランごとの最安を徹底比較【一覧】

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証券会社の手数料は最低0円からです。近年ではネット証券の台頭により、現物取引・信用取引ともにコストが抑えられています。

 

一方で、次のような疑問を持つ方は多いでしょう。

 

「手数料が一番安い証券会社は?」

「手数料プランの違いがわからない……」

 

まずは、おすすめの証券会社を手数料が安い順に10社紹介します。

 

  1. SBI証券(完全無料)
  2. 楽天証券(完全無料)
  3. SBIネオトレード証券
  4. GMOクリック証券
  5. 岡三オンライン
  6. DMM株
  7. auカブコム証券
  8. マネックス証券
  9. 松井証券
  10. SMBC日興証券

 

当記事では、手数料の安い証券会社をプランごとに表でまとめ、そのあと各社の特徴について紹介していきます。

 

手数料の安い証券会社を使えば、長期的に数万円から数十万円以上のコスト削減につながりますので、参考にしてください。

 

1. 証券会社の手数料プランごとの最安を徹底比較【一覧】
1.1. 約定制(現物)
1.2. 定額制(現物)
1.3. 約定制(信用)
1.4. 定額制(信用)
2. 手数料が安いおすすめ証券会社ランキング10選
【1位】SBI証券|国内株式の手数料が完全無料
【2位】楽天証券|クロス取引なら手数料無料
【3位】SBIネオトレード証券|信用取引手数料が無料
【4位】GMOクリック証券|27歳以下なら手数料無料
【5位】岡三オンライン|口座開設から3ヵ月手数料無料
【6位】DMM株|現物・信用ともに手数料が安い
【7位】auカブコム証券|独自の割引サービスが多い
【8位】マネックス証券|手数料キャッシュバックがある
【9位】松井証券|50万円以内ならプランに関わらず手数料無料
【10位】SMBC日興証券|信用取引の手数料がかからない
3. 証券会社で取引以外にかかる手数料を比較
3.1. 入金にかかる手数料
3.2. 出金にかかる手数料
3.3. 残高証明書等の発行手数料
4. 証券会社で手数料を抑える3つの方法
4.1. 手数料無料プランを活用する
4.2. 自分に合った手数料プランを選ぶ
4.3. キャンペーン等を活用する
5. よくある質問
Q1. 証券会社の売買手数料とは?
Q2. 証券会社の手数料はいくらですか?
Q3. 証券会社が手数料を無料にできる理由は?
6. まとめ

1. 証券会社の手数料プランごとの最安を徹底比較【一覧】

証券会社の手数料一覧比較

 

証券会社の「手数料」とは、売買の際に発生するコストのことです。手数料がかかるのは基本的に現物・信用取引のみで、投資信託を購入する場合は手数料はかからないケースが多いです。したがって、インデックス投資などの「積立投資」を検討している方は、手数料以外の面で証券会社を比較することをおすすめします。

 

一方、個別株投資において取引手数料は重要です。現物・信用取引の場合、手数料ごとに2種類のプランがあり、それぞれコストが異なります。

 

■手数料プラン

約定制

1回の約定代金で手数料が決まる

→少額取引を繰り返す場合におすすめ

定額制

1日の約定代金の合計で手数料が決まる

→1回あたりの取引金額が大きい場合におすすめ

 

まずは各プランにおける手数料を比較してみましょう。

 

1.1. 約定制(現物)

現物取引における約定制プランの手数料を比較し、安い順に並べると次のとおりです。

 

■「現物・約定制」の手数料比較

証券会社

50万円

100万円

200万円

300万円

SBI証券

無料

無料

無料

無料

楽天証券

無料

無料

無料

無料

SBIネオトレード証券

198円

374円

660円

660円

DMM株

198円

374円

660円

660円

マネックス証券

250円

487円

921円

921円

GMOクリック証券

260円

460円

880円

880円

auカブコム証券

275円

535円

2,079円

3,069円

岡三オンライン

350円

600円

1,000円

1,500円

SMBC日興証券

440円

880円

1,650円

2,200円

立花証券

517円

627円

990円

990円

岩井コスモ証券

1,100円

1,100円

1,100円

1,100円

松井証券

※手数料は税込み

 

SBI証券・楽天証券では、金額に関わらず手数料が発生しません。手数料無料になる条件も簡単なので、コストを抑えたいなら第一候補となります。

 

手数料無料プランを利用しない場合、DMM株、およびSBIネオトレード証券がともに最安値の証券会社となります。特に、低価格帯の取引コストが優秀です。

 

また、マネックス証券は追加コストが発生するのが400万円からなので、100万〜400万円での取引においてコストを抑えられます。

 

 

1.2. 定額制(現物)

現物取引における定額制プランの手数料を比較し、安い順に並べると次のとおりです。

 

■「現物・定額制」の手数料比較

証券会社

50万円

100万円

200万円

300万円

SBI証券

無料

無料

無料

無料

楽天証券

無料

無料

無料

無料

SBIネオトレード証券

無料

無料

1,100円

1,540円

GMOクリック証券​

無料

無料

1,238円

1,691円

岡三オンライン

無料

無料

1,300円

1,800円

auカブコム証券

無料

無料

2,200円

3,300円

松井証券

無料

1,100円

2,200円

3,300円

岩井コスモ証券

440円

880円

1,760円

2,640円

マネックス証券

550円

550円

550円

550円

立花証券

990円

990円

1,760円

2,640円

SMBC日興証券

DMM株

※手数料は税込み

 

約定制の場合と同じく、SBI証券・楽天証券では手数料がかかりません。

 

他の証券会社に関しても、1日あたりの約定額が100万円までは無料になるケースが多いです。なかでも、SBIネオトレード証券などは100万円を超えた場合の手数料も安めに設定されています。

 

 

1.3. 約定制(信用)

信用取引における約定制プランの手数料を比較し、安い順に並べると次のとおりです。

 

■「信用・約定制」の手数料比較

証券会社

50万円

100万円

200万円

300万円

SBI証券

無料

無料

無料

無料

楽天証券

無料

無料

無料

無料

SBIネオトレード証券

無料

無料

無料

無料

立花証券

無料

無料

無料

無料

SMBC日興証券

無料

無料

無料

無料

松井証券

無料

1,100円

2,200円

3,300円

DMM株

88円

88円

88円

88円

GMOクリック証券

187円

264円

264円

264円

auカブコム証券

198円

385円

385円

385円

マネックス証券

198円

350円

350円

350円

岡三オンライン

330円

550円

770円

1,100円

岩井コスモ証券​

440円

880円

1,100円

1,100円

※手数料は税込み

 

信用取引の手数料は無料になるケースが多いため、金利も比較しましょう。特に、SBIネオトレード証券は制度・一般信用取引の金利も低めに設定されています。

 

一方、ネット証券大手のSBI証券・楽天証券では、制度信用取引一般信用取引における金利が高めです。信用取引だけを考えるのであれば、他の証券会社を選択することをおすすめします。

 

 

1.4. 定額制(信用)

信用取引における定額制プランの手数料を比較し、安い順に並べると次のとおりです。

 

■「信用・定額制」の手数料比較

証券会社

50万円

100万円

200万円

300万円

SBI証券

無料

無料

無料

無料

楽天証券

無料

無料

無料

無料

SBIネオトレード証券

無料

無料

無料

無料

立花証券

無料

無料

無料

無料

SMBC日興証券

無料

無料

無料

無料

GMOクリック証券

無料

無料

880円

1,320円

岡三オンライン

無料

無料

1,100円

1,430円

auカブコム証券​

無料

無料

2,200円

3,300円

松井証券

無料

1,100円

2,200円

3,300円

岩井コスモ証券

440円

880円

1,760円

2,640円

マネックス証券

550円

550円

2,750円

2,750円

DMM株​

※手数料は税込み

 

1日の約定額が100万円以内であれば、多くの証券会社で手数料無料になります。100万円を超えても、一部証券会社では約定金額に関わらず手数料無料です。

 

制度・一般信用取引の金利に関しては、SBIネオトレード証券がもっとも安めに設定されています。

 

SBIネオトレード証券で無料口座開設

 

 

2. 手数料が安いおすすめ証券会社ランキング10選

証券会社手数料ランキング

 

手数料で選ぶなら、ネット証券がおすすめです。ネット証券は、店舗型証券と比較して人件費や店舗運営費などのコストが削減されており、手数料が抑えられています。

 

とはいえ、取引する商品・プランによってはネット証券のほうが手数料が高くなるケースもあります。したがって、この項では、手数料が安くて総合的におすすめの証券会社10社について、手数料面でのメリット・デメリットを中心に1社ずつ解説します。

 

【1位】SBI証券|国内株式の手数料が完全無料

SBI証券
(引用:SBI証券

 

手数料

50万円

100万円

200万円

300万円

現物

定額制

無料

無料

無料

無料
約定制 無料 無料 無料 無料
信用 定額制 無料 無料 無料 無料
約定制 無料 無料 無料 無料

 

手数料を抑えたいなら、SBI証券がもっともおすすめです。SBI証券は、簡単な条件で手数料無料になるため1位にランクインしました。手数料無料になる条件とは、取引報告書などを電子交付するだけなので、デメリットはほとんどありません。

 

(引用)

以下の条件を満たすと国内株式売買手数料が無料となります。

 

  • インターネットコースまたは、インターネットコース(プランC)のお客さま
  • 電子交付サービス申込済で当社所定の電子交付設定を行っているお客さま

 

出典:SBI証券|株・FX・投資信託・確定拠出年金・NISA

 

さらに、次のような商品に関しては条件に関わらず手数料無料です。

 

 

手数料を重視するなら、SBI証券に登録しておきましょう。

 

SBI証券で無料口座開設

 

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【2位】楽天証券|クロス取引なら手数料無料

楽天証券
(引用:楽天証券

 

手数料

50万円

100万円

200万円

300万円

現物

定額制

無料

無料

無料

無料
約定制 無料 無料 無料 無料
信用 定額制 無料 無料 無料 無料
約定制 無料 無料 無料 無料

 

SBI証券に次いでおすすめなのが楽天証券です。SBI証券と同じく、国内株の手数料が無料になる「ゼロコース」が用意されています。

 

ゼロコースでは、SOR/Rクロス取引を必ず利用する必要があります。とはいえ、取引方法が制限されるだけでデメリットはほとんどありません。

 

(引用)

国内株式取引手数料が完全無料に!約定代金にかかわらず、だれでも無料でお取引していただけます。

 

出典:手数料 | 楽天証券

 

また、次の取引でも手数料無料です。

 

  • 夜間取引
  • PTS取引
  • IPO取引
  • 立会外分売
  • 貸株サービス

 

楽天証券は、現物取引・信用取引どちらでも手数料無料のため、初心者から上級者まで幅広い方におすすめです。

 

楽天証券で無料口座開設

 

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【3位】SBIネオトレード証券|信用取引手数料が無料

 

手数料

50万円

100万円

200万円

300万円

現物

定額制

無料

無料

1,100円

1,540円
約定制 198円 374円 660円 660円
信用 定額制 無料 無料 無料 無料
約定制 無料 無料 無料 無料

 

SBIネオトレード証券は、少額取引に適した証券会社です。定額プランなら1日100万円の取引まで手数料無料になります。

 

さらに、信用取引ならプラン・取引金額に関わらず手数料がまったくかかりません。制度・一般信用取引の金利も安く設定されています。

 

■制度・一般信用取引の金利

制度信用取引買方金利

2.3%

一般信用取引買方金利

2.75%

制度信用取引貸株料

1.1%

 

さらに、入金額・入庫額に応じて金利が最大1.8%に優遇される「金利優遇プログラム」も用意されています。

 

(引用)

判定期間の純入金額と純入庫額の1.5倍の合計金額に応じて制度信用取引の金利を優遇します。

 

出典:制度信用取引金利優遇プログラム|SBIネオトレード証券

 

CFD取引に関しても、ロスカットした場合を除いて手数料無料なので、幅広い取引をしたい方におすすめです。

 

SBIネオトレード証券で無料口座開設

 

 

【4位】GMOクリック証券|27歳以下なら手数料無料

GMOクリック証券
(引用:GMOクリック証券

 

手数料

50万円

100万円

200万円

300万円

現物

定額制

無料

無料

1,238円

1,691円
約定制 260円 460円 880円 880円
信用 定額制 無料 無料 880円 1,320円
約定制 187円 264円 264円 264円

 

GMOクリック証券は若年層向けの証券会社です。27歳以下なら現物・信用取引ともに手数料がかかりません。

 

(引用)

27歳以下のお客様はお選びいただいたプランに関わらず「27歳以下現物取引手数料無料」が適用されます。

 

出典:手数料 | 商品・サービス | GMOクリック証券

 

他の若年層優遇の証券会社では「25歳まで」という条件が多いですが、GMOクリック証券では27歳まで対象になります。28歳以上の方も、定額プランなら1日100万円の取引まで手数料無料です。

 

ただし、投資信託は手数料がかかります。したがって、GMOクリック証券は個別株メインで取引する方向けの証券会社といえます。

 

GMOクリック証券で無料口座開設

 

 

【5位】岡三オンライン|口座開設から3ヵ月手数料無料

岡三オンライン
(引用:岡三オンライン

 

手数料

50万円

100万円

200万円

300万円

現物

定額制

無料

無料

1,300円

1,300円
約定制 350円 600円 1,000円 1,500円
信用 定額制 無料 無料 1,100円 1,430円
約定制 330円 550円 770円 1,100円

 

岡三オンラインはキャンペーンが魅力です。25歳以下の方は、選んだプランにかかわらず現物・信用取引の手数料が完全無料になります。

 

さらに、新規口座開設から3ヵ月間は「ウェルカムキャンペーン」で年齢に関わらず手数料がかかりません。実際には、手数料相当額が全額キャッシュバックされます。

 

(引用)

信用取引口座開設月を含め最大3ヵ月間、国内株式の信用取引(制度・一般)の新規建・決済にかかる取引手数料相当額(税込)を全額キャッシュバックいたします。

 

出典:信用取引手数料 最大3ヵ月全額キャッシュバック

 

キャンペーンがなくても、定額プランなら1日100万円の取引まで無料になります。初回キャンペーンが終わっても、少額取引なら引き続き使い続けられるのが魅力です。

 

岡三オンラインで無料口座開設

 

 

【6位】DMM株|現物・信用ともに手数料が安い

DMM株
(引用:DMM株

 

手数料

50万円

100万円

200万円

300万円

現物

定額制

約定制 198円 374円 660円 660円
信用 定額制

約定制 88円 88円 88円 88円

 

DMM株は、現物取引・信用取引の手数料を両方重視する方に最適です。手数料がSBIネオトレード証券と並んで安めに設定されており、特に信用取引は金額に関わらず88円なのが魅力です。

 

さらに、25歳以下なら現物・信用取引ともに手数料がかかりません。実際には、手数料が全額キャッシュバックされます。

 

(引用)

現物取引は55円~、25歳以下のお客様の現物取引手数料が実質0円

 

出典:DMM 株なら各種手数料がお得 - DMM 株

 

他にも「信用取引デビューキャンペーン」など、期間限定で多彩なキャンペーンが提供されており、お得に取引できる機会が多いです。

 

ただし、定額プランは用意されていません。少額取引だと手数料が高くなりがちなので、一度の取引金額が大きい方向けです。

 

DMM株で無料口座開設

 

 

【7位】auカブコム証券|独自の割引サービスが多い

auカブコム証券
(引用:auカブコム証券

 

手数料

50万円

100万円

200万円

300万円

現物

定額制

無料

無料

2,200円

3,300円
約定制 275円 535円 2,079円 3,069円
信用 定額制 無料 無料 2,200円 3,300円
約定制 198円 385円 385円 385円

 

au カブコム証券は、独自の割引が多いのが魅力です。25歳以下なら手数料はかからないうえに、独自の割引サービスが多数用意されています。

 

■auカブコム証券の割引

シニア割引

国内現物および信用取引手数料を
年齢に応じて2~4%割引

NISA割

国内現物および信用取引手数料を
最大5%割引

株主推進割引

対象銘柄の国内現物取引
(ワンショット)が割引

auで株式割

国内現物および信用取引手数料を
1%割引

au割+

KDDIの保有株数に応じて
最大15%まで売買手数料が割引

 

手数料自体はそれなりですが、年齢などの条件次第では他社よりも実質コストを抑えることも可能です。

 

auカブコム証券で無料口座開設

 

 

【8位】マネックス証券|手数料キャッシュバックがある

マネックス証券
(引用:マネックス証券

 

手数料

50万円

100万円

200万円

300万円

現物

定額制

550円

550円

550円

550円

約定制 250円 487円

921円

921円

信用 定額制

550円

550円

2,750円

2,750円

約定制 198円

350円

350円

350円

 

マネックス証券は、手数料キャッシュバックを受けられるのが魅力です。キャッシュバック金額は、手数料プランにより異なります。

 

■プランとキャッシュバック対象

取引毎手数料コース

(約定制)

手数料合計額が月間30万円以上

で半額相当

一日定額手数料コース

(定額制)

日計り取引の手数料片道分

 

また、国内株以外の手数料も優れています。米国株の最低手数料は0円からで、ワン株(単元未満株)やIPO、立会外分売などの取引では手数料がかかりません。

 

手数料自体はそれなりですが、キャッシュバックを活用すればコストを抑えて取引できます。

 

マネックス証券で無料口座開設

 

 

【9位】松井証券|50万円以内ならプランに関わらず手数料無料

松井証券
(引用:松井証券

 

手数料

50万円

100万円

200万円

300万円

現物

定額制

無料

1,100円

2,200円

3,300円

約定制

信用 定額制 無料

1,100円

2,200円

3,300円

約定制 無料

1,100円

2,200円

3,300円

 

松井証券は、少額取引に向いた証券会社です。現物取引・信用取引ともに50万円以下なら手数料無料になります。

 

25歳以下ならプランに関わらず手数料はかかりません。さらに、ミニ株投資も無料なので、少額から投資したい初心者に適した環境が揃っています。

 

そして、大手ネット証券と比べると、即時入金の対応金融機関が多いのも魅力です。

 

■即時入金対応の金融機関

松井証券

17種類

SBI証券

15種類

楽天証券

14種類

SBIネオトレード証券

12種類

 

現物取引のプランは定額制のみで、約定制は存在しません。とはいえ、プランごとの違いがわからない初心者の方にとって、迷わないのは利点ともいえます。

 

松井証券で無料口座開設

 

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【10位】SMBC日興証券|信用取引の手数料がかからない

SMBC日興証券
(引用:SMBC日興証券

 

手数料

50万円

100万円

200万円

300万円

現物

定額制

約定制

440円

880円

1,650円

2,200円

信用 定額制 無料 無料 無料 無料
約定制 無料 無料 無料 無料

 

SMBC日興証券は、上級者向けの証券会社だといえます。理由としては、現物取引よりも信用取引における手数料を優遇しているからです。

 

具体的には、信用取引では、プランに関わらず手数料がまったく発生しません。また、制度・一般信用取引の手数料も大手ネット証券に負けないレベルです。

 

一方、現物取引手数料はネット証券と比べて高めに設定されています。

 

■現物取引(約定制プラン)の料金比較

証券会社

50万円

100万円

200万円

SMBC日興証券

440円

880円

1,650円

SBIネオトレード証券

198円

374円

660円

GMOクリック証券

260円

460円

880円

auカブコム証券

275円

535円

2,079円

 

さらに、現物取引の「定額プラン」が用意されていないため、「1約定あたりの取引額」が大きい方には適しています。総じて、SMBC日興証券は、取引に慣れている方向けの証券会社といえます。

 

SMBC日興証券で無料口座開設

 

 

3. 証券会社で取引以外にかかる手数料を比較

電卓の上にある「COST」と書かれた積み木
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

証券会社を比較するうえで、取引手数料の安さはもっとも重要です。しかし、近年では手数料が極限まで最適化され、差異が少なくなってきています。そこでこの項では、以下の取引以外にかかる手数料について比較します。

 

  • 入金手数料
  • 出金手数料
  • 残高証明書等の発行手数料

 

入出金に関しては基本的に無料ですが、対応している金融機関などが異なるため、念のため確認しておきましょう。

 

3.1. 入金にかかる手数料

入金には手数料がかからないのが一般的です。入金方法によっては手数料が発生するケースもあるため、参考までにSBI証券の入金手数料を表にまとめました。

 

■SBI証券の入金手数料

入金方法

手数料

即時入金

無料

銀行振込

自己負担

ゆうちょ銀行振替

無料

リアルタイム入金

無料

銀行引き落とし

無料

外貨入金サービス

無料

米ドル定期自動入金サービス

無料

 

特におすすめの入金方法は「即時入金」です。即時反映なら、入金がすぐ反映されるうえに手数料も発生しません。

 

ただし、即時入金に対応している金融機関は、証券会社によって異なります。次の表を参考にして、あなたが普段お使いの金融機関が対応しているか確認しましょう。

 

証券会社

対応数

みずほ
銀行

三菱UFJ
銀行

三井住友
銀行
りそな
銀行
SBI証券 15行
楽天証券 14行
SBIネオトレード証券 12行
GMOクリック証券 14行
岡三オンライン 11行
auカブコム証券 6行 ×
松井証券 17行
岩井コスモ証券 10行
マネックス証券 18行
立花証券 5行 ×
SMBC日興証券 1行 × × ×

 

なお、DMM株では、銀行だけでなく信用金庫なども含め340種類もの金融機関で即時入金を利用できます。

 

 

3.2. 出金にかかる手数料

出金には手数料がかからないのが一般的です。出金方法によっても異なるため、SBI証券の場合を例に紹介します。

 

■SBI証券の出金手数料

出金方法

手数料

出金

無料

リアルタイム出金

無料

外貨出金サービス

無料

 

出金する場合も「即時出金」を利用するのがおすすめです。即時出金なら手数料無料で、翌日〜翌々日には口座に資金が反映されます。また、手続きを24時間受け付けている点も便利です。入金の場合と異なり、出金先の金融機関に指定はありません。

 

 

3.3. 残高証明書等の発行手数料

いざというときのために、残高証明書の発行手数料も確認しておきましょう。残高証明書とは、依頼時点の証券口座残高を証明するための書類です。主に保有残高、建玉などが記載されています。

 

(引用)

残高証明書は、ご依頼いただいた基準日(証明現在日)における、お客様の証券口座残高を証明する書類です。

 

出典:残高証明書とは何ですか。 | よくあるご質問(Q&A)|松井証券

 

残高証明書の発行には、1,000円程度の手数料がかかるのが一般的です。たとえば、SBI証券の場合は3ヵ月分の残高証明書発行に1,100円(税込)の手数料がかかります。

 

残高証明書は、亡くなった家族が行っていた取引を知る目的で用いられます。実際には、相続時に利用するくらいでほとんど発行する機会はありません。

 

SBI証券で無料口座開設

 

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4. 証券会社で手数料を抑える3つの方法

諸費用のイメージ
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

株取引のコストを抑えるには、手数料の安い証券会社を選ぶのが一番です。それでも取引コストが気になる方は、次の3つの手数料を抑えるコツを押さえておきましょう。

 

  1. 手数料無料プランを活用する
  2. 自分に合った手数料プランを選ぶ
  3. キャンペーン等を活用する

 

それぞれ解説します。

 

4.1. 手数料無料プランを活用する

もっともおすすめの方法は、手数料無料のプランを利用することです。2024年5月現在、手数料が完全無料になるのはネット証券2社のみです。

 

■手数料が無料になる条件

SBI証券

電子交付サービス申し込み

楽天証券

ゼロコースの利用
※SOR/Rクロス取引の利用が必須

 

SBI証券ならほとんどデメリットはありません。一方、楽天証券の場合、クロス取引を行うことで証券会社側に取引を把握され、不利な注文を入れられてしまうという意見もあります。

 

いずれにせよ、初心者の方が気にする必要はありません。なお、次のように信用取引なら他にも手数料がかからない証券会社があります。

 

 

いずれの取引にせよ、まずはSBI証券、または楽天証券を選んでおけば間違いはありません。

 

 

4.2. 自分に合った手数料プランを選ぶ

SBI証券、楽天証券以外を利用する場合、ご自身の取引スタイルに合った手数料プランを選ぶことが重要です。手数料プランには、定額制・約定制の2種類あります。

 

■定額制と約定制の違い

定額制

1日あたりの約定代金の合計で手数料を計算

約定制

1回の売買代金で手数料を計算

 

取引金額に応じてどちらがお得になるか異なります。少額取引を何度も行う場合は定額制、一度あたりの約定金額が大きい場合は約定制を選びましょう。

 

たとえば、岩井コスモ証券で1回あたり50万円の取引を行う場合、定額制プランを選んだほうがお得になります。

 

  • 定額プランの料金:440円
  • 約定プランの料金:1,100円

 

なお、SBI証券、または楽天証券で手数料無料の条件を満たしている場合、プランを気にする必要はありません。

 

 

4.3. キャンペーン等を活用する

ネット証券ならキャンペーンも活用しましょう。ネット証券では、特定条件において手数料の割引、およびキャッシュバックを受けられるケースがあります。特に多いのは、若年層向けキャンペーンです。

 

■若年層向けキャンペーンの一例

 

上記以外の証券会社でも、手数料の割引やキャッシュバック等のキャンペーンを実施しているケースがあります。

 

 

割引には細かい条件が定められているケースがあるため、公式サイトのキャンペーンページで確認することをおすすめします。

 

 

5. よくある質問

床に置かれたクエスチョンマーク
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

Q1. 証券会社の売買手数料とは?

取引の際にかかる手数料です。

 

日本で株式などの有価証券を取引するには、東京証券取引所を介する必要があります。ただし、個人が取引所で直接取引することはできません。したがって、証券会社に手数料を支払って委託してもらう必要があります。

 

 

Q2. 証券会社の手数料はいくらですか?

証券会社により異なります。

 

近年では、ネット証券の台頭により手数料が抑えられました。特に楽天証券SBI証券では条件次第で手数料が完全無料になります。

 

 

Q3. 証券会社が手数料を無料にできる理由は?

手数料を無料にできるのは、手数料以外の収益源があるからです。

 

手数料を無料化すれば、取引では儲からなくなります。一方、ユーザーが増えれば顧客資金の運用や、投資信託の信託報酬による収入を得られます。そのため、ネット証券の手数料無料化は、決して怪しい仕組みではありません。

 

 

6. まとめ

株式を売買する際には、取引手数料が発生します。手数料は証券会社により異なりますが、近年はネット証券の台頭により、取引コストが大きく抑えられました。

 

なかには手数料のかからない証券会社も存在します。当記事で紹介した手数料の安い証券会社を順に並べると、次の10社です。

 

  1. SBI証券(完全無料)
  2. 楽天証券(完全無料)
  3. SBIネオトレード証券
  4. GMOクリック証券
  5. 岡三オンライン
  6. DMM株
  7. auカブコム証券
  8. マネックス証券
  9. 松井証券
  10. SMBC日興証券

 

特に、SBI証券は取引報告書等の電子交付という簡単な条件のみで、現物・信用取引の手数料が完全無料になります。そのため、株取引を始めるなら、SBI証券を第一候補に考えることをおすすめします。

 

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