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IPO投資では、88%の銘柄において投資家が購入した価格よりも高い初値が付いています。
一方、次のような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
「IPO投資ならどの証券会社がおすすめ?」
「IPOに当選しやすい証券会社はどこ?」
初心者がIPO投資を始めるなら、インターネットから申し込みでき、顧客の優遇も少ない「ネット証券」がおすすめです。
この記事では、IPO投資におすすめのネット証券について、取扱数や事前入金の有無、実績などに基づいてランキング形式で紹介しています。
IPOの当選確率を高め、初心者でも短期間で利益を狙える可能性もあるので、参考にしてください。
1. IPO投資のおすすめ証券会社ランキング5選【徹底比較】
IPO投資におすすめの証券会社は、次の5社です。
証券会社 |
|||||
取扱数 |
2021年:66社 2022年:61社 2023年:53社 |
2021年:122社 2022年:89社 2023年:91社 |
2021年:74社 2022年:65社 2023年:60社 |
2021年:56社 2022年:54社 2023年:70社 |
2021年:49社 2022年:47社 2023年:37社 |
口座数 |
259万 |
1,200万 |
1,100万 |
18万 |
104万 |
抽選方法 |
完全平等抽選 |
60%が完全抽選 30%ポイント抽選 |
完全平等抽選 |
70%が |
ステージ制 |
事前入金 |
必要 |
必要 |
必要 |
不要 |
必要 |
証券会社を比較するうえで重要となる、それぞれの指標の意味合いについても知っておきましょう。
取扱数 |
多ければ多いほど応募する機会が多くなる |
口座開設数 |
少数ならライバルとなる投資家が少なく、当選確率を高められる |
抽選方式 |
資金量にかかわらず平等に抽選を行われるかどうか |
事前入金 |
事前入金不要なら、資金を入金しなくても申し込みできる |
たとえば、とにかく抽選のチャンスを増やしたい方は取扱数、1回あたりの当選確率を高めたい方は口座開設数の少なさや抽選方式を重視することをおすすめします。反対に、当選確率よりも資金的な制約に悩まされている方は、事前入金が必要ない証券口座を開設しましょう。
IPO投資の重要なポイントを踏まえ、おすすめの証券会社を紹介していきます。
【1位】マネックス証券
■マネックス証券のIPOに関する情報
IPO銘柄取扱数 |
2021年:66社 2022年:61社 2023年:53社 |
口座数 |
259万 |
抽選方式 |
完全平等抽選 |
事前入金 |
必要 |
IPO投資初心者には、マネックス証券がもっともおすすめです。マネックス証券が初心者向けなのは、次のような理由があります。
- 完全平等抽選である
- 口座数が比較的少なくライバルが少ない
- 子供名義の口座でも参加ができる
マネックス証券は割り当て数の100%が完全平等抽選なので、資金力のない方でも平等にIPO投資に参加できます。
口座開設数は大手ネット証券2社よりも少ないですが、その分ライバルが少なく競争が激しくないのが利点です。
■ネット証券の口座数の比較
証券会社 |
口座開設数 |
マネックス証券 |
259万 |
SBI証券 |
1,200万 |
楽天証券 |
1,100万 |
さらに、子供名義でも参加可能なため、家族がいる方は当選チャンスを増やしやすいのもポイントです。そのため、初めてIPO投資にチャレンジする方は、まずマネックス証券の口座を開設しましょう。
\割り当て数の100%が完全平等抽選/
【2位】SBI証券
■SBI証券のIPOに関する情報
IPO銘柄取扱数 |
2021年:122社 2022年:89社 2023年:91社 |
口座数 |
1,200万 |
抽選方式 |
60%が完全抽選 30%ポイント抽選 |
事前入金 |
必要 |
本格的にIPO投資にチャレンジしたい方には、SBI証券がおすすめです。ネット証券のなかでもIPO実績が豊富で、2020年の新規上場会社のうち、約91.4%の銘柄を取り扱っています。
(引用)
SBI証券でのIPO銘柄の取扱数は証券業界でもダントツの85社!2020年の新規上場会社のうち、約91.4%の銘柄を取り扱いました。
もし落選しても、抽選確率を高めるのに使える「IPOチャレンジポイント」を1ポイント獲得できます。IPOチャレンジポイントを消費すれば当選確率を高められ、落選した場合はポイントが消費されないため、どんどん活用していきましょう。
SBI証券は、IPO実績の豊富さゆえにライバルが多いですが、ポイント制度により初心者でも優位に立てる可能性があります。
\落選でもIPOチャレンジポイントを獲得/
【3位】楽天証券
■楽天証券のIPOに関する情報
IPO銘柄取扱数 |
2021年:74社 2022年:65社 2023年:60社 |
口座数 |
1,100万 |
抽選方式 |
完全平等抽選 |
事前入金 |
必要 |
IPO投資で本当に当選するのか疑問に感じている方には、楽天証券がおすすめです。楽天証券は完全平等抽選なので、すべての顧客に対して平等にIPO銘柄を提供しています。
(引用)
当社では、申告内容に関わらず全てのお客様を平等に抽選いたします。
預かり資産に応じて申込数が増えるため、資金力が多ければ多いほど有利ですが、上限数が100株の場合は関係ありません。また、落選したときもメールが届いたり抽選倍率が公表されていたりと、大手証券らしく信頼できる点が多いのが高評価です。
子供名義でも参加できるため、どうせ当たらないと考えている方も、家族と共にIPO投資に参加してみましょう。
\IPOは完全平等抽選/
【4位】松井証券
■松井証券のIPOに関する情報
IPO銘柄取扱数 |
2021年:56社 2022年:54社 2023年:70社 |
口座数 |
18万 |
抽選方式 |
70%完全平等抽選 |
事前入金 |
不要 |
あまり投資資金を用意できない方は、松井証券を選びましょう。松井証券は、応募時に事前入金する必要がない数少ない証券会社です。
証券口座に一切入金していなくても抽選に参加でき、当選した場合は申込期間の15時半までに入金すれば問題ありません。
(引用)
当選を確認したら、購入申込期間最終日の15:30までにご入金のうえ、購入申込手続きをお願いします。
前受金が不要な証券会社のなかにはIPO実績が少ない傾向にありますが、そのなかでも松井証券は取扱数が多く参加できるチャンスが多いのがポイントです。また、子供名義の口座でも抽選に参加可能です。
資金力がない方でも参加しやすいため、資金力のない方は松井証券の口座を最優先で開設しましょう。
\IPOの抽選は事前入金不要/
【5位】岡三オンライン
■岡三オンラインのIPOに関する情報
IPO銘柄取扱数 |
2021年:49社 2022年:47社 2023年:37社 |
口座数 |
104万 |
抽選方式 |
ステージ制 |
事前入金 |
必要 |
取引を定期的に行う予定である方には、岡三オンラインがおすすめです。岡三オンラインには「ステージ制度」があり、取引数量に応じてステージが上がるのが特徴です。定期的に取引すれば、当選確率を高められます。
ステージ |
条件(いずれか) |
ステージS |
・判定期間中にプレミアゼロ、およびプラチナが適用された ・判定期間中に全商品の手数料100万円以上 |
ステージA |
判定期間中に全商品の手数料10万円以上 |
ステージB |
判定期間中に全商品の手数料10万円未満 |
※判定期間は3ヵ月区切りで、判定期間の取引量がステージに反映されるのは2ヵ月後になります。
抽選はステージに応じて最大3回行われ、たとえばステージSなら3回の抽選すべてに参加できますが、ステージBなら1回しか参加できません。
ネット取引への割り当ては10%と少なめですが、コツコツ取引して当選率を高めていきたい方に岡三オンラインは特におすすめです。
\取引実績に応じて当選確率がアップ/
2. IPO投資の特徴別おすすめ証券会社
ネット証券で総合的にもっともおすすめなのは、マネックス証券です。IPO実績が豊富な割にまだまだライバルが少なく、さらに100%の株式が平等に割り当てられます。
一方で、実績や資金面など部分的に選びたい場合、次のような証券会社を選びましょう。
- IPOに強い|SBI証券
- 資金不要|松井証券
- 主幹事数が多い|SBI証券
- 穴場|大和コネクト証券
証券会社を選ぶポイント、およびそれぞれの証券会社がおすすめな理由について解説します。
2.1. IPOに強い|SBI証券
IPO実績で選ぶなら、SBI証券が一番です。
IPO銘柄に強いかどうかは、IPO銘柄の取扱数で判断できます。理由として、取扱数が多ければ多いほど抽選機会に恵まれるためです。SBI証券はネット証券のなかでも特に実績が多く、チャンスが多い証券会社です。
2021年度においては、新規上場した120社のうち97.5%となる117社を取り扱っており、ほとんどのIPO銘柄をカバーできます。
(引用)
SBI証券のIPO銘柄の取扱数は証券業界でもダントツの117社!全部で120社が新規上場したため、関与率は脅威の約97.5%!!それだけ、SBI証券では当選するチャンスが多いといえます!
実績がある分ライバルも多いですが、圧倒的な実績があるため、初心者でも口座開設しておいて損はありません。
2.2. 資金不要|松井証券
資金不要で抽選に申し込みをしたいなら、松井証券がおすすめです。
IPO投資では、基本的に申し込みの時点で資金が必要になりますが、ごく一部の証券会社では事前入金不要としています。なかでも松井証券は実績豊富なのがポイントです。他の事前入金不要な証券会社を2020年の実績で比較します。
- 松井証券:55社
- SBIネオトレード証券:7社
- DMM株:6社
事前入金不要かつ、IPO実績が豊富な証券会社は松井証券しか存在しません。資金が数万〜数十万円程度しか用意できない場合は、まず松井証券の口座を開設することをおすすめします。
2.3. 主幹事数が多い|SBI証券
主幹事数が多いのはSBI証券です。
主幹事とは、IPOの準備から上場まで一貫してサポートする証券会社です。日本取引所グループでは、主幹事について次のように定義しています。
(引用)
上場申請準備段階では資本政策や社内体制整備のアドバイス、上場に当たっての手続きのサポートや公募・売出し等を引き受けるための会社内容の審査(引受審査)などを行います。
SBI証券は、各年においてネット証券のなかでは主幹事数トップの実績を誇ります。
■SBI証券のIPOの主幹事実績
年度 |
主幹事数 |
取扱数 |
2021年 |
21社 |
122社 |
2022年 |
13社 |
89社 |
2023年 |
21社 |
91社 |
主幹事証券会社にはより多くの株式が割り当てられるため、当選確率を高められます。
2.4. 穴場|大和コネクト証券
メジャーな証券会社ばかりでなく、穴場を探しているなら大和コネクト証券がおすすめです。
大和コネクト証券は、2020年にサービスが開始されたばかりで口座開設数を公開していないため、まだライバルは多くありません。
また、委託幹事が多いことも特徴です。委託幹事は株式の割り当て数が多い反面、目論見書に載らないので、存在を知らない投資家も少なくありません。
マネックス証券やSBI証券に比べると実績こそ劣りますが、ライバルを避けて投資するなら選択の余地があります。
3. IPO投資の当選確率を高める3つのポイント
IPO投資でもっとも大切なのは、いかに当選確率を高められるかです。たとえ初心者で資金力がなくても、工夫次第で当選確率を高められるため、参考にしてください。
- 複数の証券会社から申し込みする
- ポイントやステージ制度を活用する
- 時間差を活用する
それぞれ詳細に解説します。
3.1. 複数の証券会社から申し込みする
IPO投資を行う際は、複数の証券会社から申し込みましょう。
当然ながら、申込数を増やせば当選確率は上がります。たとえ同じ銘柄でも、別の証券口座から申し込みをしても問題ありません。ネット証券なら証券口座の開設・維持にはコストがかからないため、口座数が多ければ多いほど有利です。
また、営業メールが届くのではないかと心配になる方も多いと思いますが、ネット証券はあまり営業メールを送ってきません。
筆者は楽天証券・SBI証券・マネックス証券・大和コネクト証券の4社に登録していますが、営業メールはほぼ気になっていません。
3.1.1. 事前入金不要な証券会社を活用する
資金力がない方が複数口座から申し込みするなら、事前入金不要な証券口座を活用しましょう。
IPO投資では、申込時点で証券口座へ入金する必要があります。つまり、申込数を増やせば増やすほど大量の資金が必要です。たとえば、公募価格2,000円の銘柄(100株)を5つの証券口座から同時に申し込みしようとする場合、合計で100万円も入金しなければなりません。
一方、次のような事前資金が不要な証券会社なら、入金しなくても申し込めます。
- 松井証券
- DMM株
- SBIネオトレード証券
必要資金が減り、複数口座からの申し込みがしやすくなります。
3.1.2. 家族にも証券口座を作ってもらう
家族に証券口座を作ってもらい、申し込み数を増やすのも有効です。
家族が多ければ多いほど申込数を増やせるため、当選確率を高められます。また、証券会社の社員の方は会社規定で他社の口座を作れないため、家族に指示しながら取引してもらうのがよいでしょう。筆者の配偶者も証券マンで、規則により取引が禁止されているので、取引を任されることが多いです。
証券会社によっては、子供名義の口座からも申込可能です。参考までに、子供名義の口座から申し込める証券会社をまとめました。
- SBI証券
- 松井証券
- 楽天証券
- マネックス証券
- 岡三オンラインなど
ただし、未成年の口座を除いて家族の口座を勝手に操作することは禁止されているため、指示しながら応募してもらいましょう。
3.2. ポイントやステージ制度を活用する
さらに当選確率を高めるなら、各証券会社のステージ制度やポイントを活用しましょう。
証券会社によっては、次のような独自の制度を設けているケースがあります。
ステージ制度 |
取引量や口座資金に応じて当選確率アップ |
ポイント制度 |
落選すると当選確率アップに使えるポイントがもらえる |
特に、SBI証券では落選するたびにポイントがもらえるため、資金力がない方でも粘り強く応募すれば当選確率を高められます。
他にも、次のような証券会社ではステージ制度を設けており、資金量や取引数量に応じて当選しやすくなります。
岡三オンライン |
取引実績に応じて抽選ができる。 |
SMBC日興証券 |
口座資金に応じてランクが決まる。 |
SBIネオトレード証券 |
売買代金に応じてランクが決まる。 |
ただし、ステージ制度は基本的に資金力が求められるケースが多いため、初心者はそこまで強く意識する必要はありません。
3.3. 時間差を活用する
証券会社は前期型と後期型によって申込期間に差があるため、うまく活用しましょう。
型 |
特徴 |
主な証券会社 |
前期型 |
当選した場合のみ |
松井証券 auカブコム証券 楽天証券など |
後期型 |
購入申し込みをしたあとに |
SBI証券 マネックス証券 岡三オンラインなど |
資金拘束のタイミングはそれぞれ異なりますが、まず後期型の証券会社に入金し、参加後に資金を出金して前期型の証券会社に入金すれば、複数申し込みができます。
具体的な流れは、次のとおりです。
■時間差を活用したIPOの申し込みの流れ
- 後期型に入金する
- 購入手続きをする
- 資金を出金する
- 前期型に入金する
- 購入手続きをする
- 前期型で落選した場合、後期型へ資金移動する
- 後期型で申し込みする
手間はかかりますが、少しでも当選確率を高めたいならスケジュールの差をうまく活用しましょう。
4. IPO投資を始めるまでの手順
IPOを始めるまでの手順は、以下のとおりです。
■IPO投資を始める流れ
- 証券会社を選ぶ
- 証券会社で口座開設する
- IPO銘柄を探す
- IPO銘柄に申し込みする
- 抽選結果を確認する
STEP1:証券会社を選ぶ
IPO銘柄の取引には証券口座が必須です。
証券口座ならどこでもよいわけではなく、ほとんどIPO銘柄を取り扱っていない証券口座も存在します。したがって、IPO投資を始めるなら、次のようなポイントを意識して証券会社を選びましょう。
- 抽選方法は平等か
- 実績があるか
- 入金しやすいか
- 家族も参加できるか
初心者の方は、100%完全平等抽選でライバルも少ないマネックス証券がおすすめです。
STEP2:証券会社で口座開設する
次に、証券口座の公式ホームページにアクセスし、インターネットから口座を開設しましょう。
マネックス証券の場合、まずはメールアドレスを登録し、届いたメールから登録に進みます。登録には、次のような本人確認書類が必須です。
■口座開設に必要な本人確認書類
1種類提出 |
・マイナンバーカード ・運転免許証 ・運転経歴証明書 ・パスポート ・住民基本台帳カード ・各種福祉手帳 |
2種類提出 |
・住民票の写し ・住民票の記載事項証明書 ・戸籍の附票の写し ・印鑑登録証明書 ・各種健康保険証 ・各種年金手帳 ・児童扶養手当証書 ・医療受給者証 ・医療手帳 |
書類提出が完了して審査が終わったら口座開設完了のメールが届き、ログインできるようになります。
STEP3:IPO銘柄を探す
証券口座にログインしたら、さっそくIPO銘柄を探してみましょう。
気になるIPO銘柄を見つけたら、目論見書を閲覧し、最低限次の項目だけチェックしておきましょう。
- 会社の内容
- スケジュール
IPO銘柄の取扱数が少ない証券会社の場合、時期によってはどの銘柄も取り扱っておらず、申し込みできないケースがあります。
STEP4:IPO銘柄に申し込みする
納得したら、ブックビルディングに参加します。
ブックビルディングとは、株式の需要を予測するために投資家の希望価格、購入株数などを募る制度です。ブックビルディングに申し込む、つまり抽選に参加する際は、あらかじめ決められた価格で申告することになります。
公募価格が申告価格を上回った場合は当選できなくなってしまうため、成行注文、または仮条件の上限価格で申告するようにしましょう。
STEP5:抽選結果を確認する
当選したら、購入手続きが必要です。
当選した場合、メールで通知を受け取れるため、購入手続きを進めましょう。マネックス証券の場合の購入手順は、次のとおりです。
■IPO当選後の購入手順(マネックス証券の場合)
- 証券口座にログイン
- 各銘柄の目論見書を確認
- 購入する数量を入力する
- 購入ボタンをクリックする
- ブックビルディング一覧で購入完了しているか確認する
注文が完了しているか確認しないと、せっかく当選したのにキャンセル扱いになってしまう可能性があります。
5. よくある質問
Q1. IPO投資とは?
IPO(新規公開株)投資とは、まだ上場していない株式を市場価格よりも安く購入する投資手法です。
上場した初日の価格は「初値」と呼ばれており、一般的に投資家が購入する「公募価格」よりも高くなる可能性があります。IPO銘柄は誰でも購入できるわけではなく、抽選で当たった人にのみ割り当てられます。
Q2. IPO投資の初値売りの勝率はどのくらい?
一般的には9割程度です。
SBI証券では、2019年度においては新規上場した株式の88%は初値が高くついたというデータを公表しています。ただし、投資に絶対はありません。必ずしも儲かることが保証されているわけではないため注意しましょう。
Q3. IPO投資は金持ちしか当たらない? 一般人は当たらないって本当?
金持ちしか当たらないことはなく、資金力が少ない人でも十分に当選できる可能性があります。
ネット証券では、新規公開株式の一部、もしくはすべてをネット取引できるようになっており、さらに抽選方法も平等です。したがって、今日からIPO投資を始めたばかりの初心者であっても、当選する可能性はあります。
Q4. IPO投資に資金はどれくらい必要?
公募価格により異なりますが、5万〜50万円ほど必要です。
IPOの申し込みは100株からで、多くの銘柄は公募価格が500〜5,000円程度になります。たとえば、公募価格が500円の場合は5万円、5,000円の場合は50万円の資金が必要です。
Q5. IPO投資はやるだけ無駄? おすすめしない?
やるだけ無駄ではありません。
資金力がない投資家の場合、当選確率は下がるかもしれませんが、工夫次第で当選しやすくすることが可能です。次のような施策ならお金がなくても実践できるため、当選できないと悩んでいる方は試してみてください。
- 複数の証券会社から申し込みする
- ポイントやステージ制度を活用する
- 時間差を活用する
6. まとめ
IPO投資におすすめの証券会社は、次の5社です。
証券会社 |
|||||
取扱数 |
2021年:66社 2022年:61社 2023年:53社 |
2021年:122社 2022年:89社 2023年:91社 |
2021年:74社 2022年:65社 2023年:60社 |
2021年:56社 2022年:54社 2023年:70社 |
2021年:49社 2022年:47社 2023年:37社 |
口座数 |
259万 |
1,200万 |
1,100万 |
18万 |
104万 |
抽選方法 |
完全平等抽選 |
60%が完全抽選 30%ポイント抽選 |
完全平等抽選 |
70%が 完全平等抽選 |
ステージ制 |
事前入金 |
必要 |
必要 |
必要 |
不要 |
必要 |
IPO投資では、上場した銘柄の9割近くは公募価格よりも高い初値がついています。したがって、あとはいかにして当選確率を高めるかが重要になります。
初心者が当選確率を高めるには、次のようなポイントを意識して証券口座を選ぶことが大切です。
- 取扱数
- 口座開設数
- 抽選方式
- 事前入金
特に、マネックス証券はすべての株式が平等に割り振られており実績も豊富なので、当選しやすい傾向にあります。初めてIPO投資を始める方は、マネックス証券の口座を開設するところから始めることをおすすめします。
\割り当て数の100%が完全平等抽選/