(※写真はイメージです/PIXTA)

タワマン需要が伸び続けている。なかでも、特に高い人気を誇るのが東京・湾岸地区の豊洲、勝どきにあるタワマンだろう。物件価格の相場は当然のように1億円を超えている。世間一般で「勝ち組」と称されるような収入の高い世帯でなければ手が届くものではない。しかし、その実態は物件価格に見合ったものではないと否定する人もいるという……。元住民に話を聞いた。

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川口のタワマンに値上がりは期待できなくても「後悔ゼロ」の理由

もっとも、資産価値という点では、豊洲のタワマンのほうが埼玉に比べて圧倒的に有利であることは事実だ。青天井でマンション価格が上昇している東京と異なり、埼玉のマンションは上限価格がはっきりしており、1億円を超えることは稀だ。男性は「川口の家に関して値上がりは期待していない」と断言する。
 

「家族が過ごす家を投資先として考えている人たちには理解できないかもしれないし、確かに豊洲のほうが資産価値は高いかもしれないけれど、ストレスを抱えながら10年以上暮らすよりは全然いいかな」と話す男性は気負っておらず、自然体だ。

 

値上がりが著しい豊洲のタワマンでも、そこに住み続けている限り、その「含み益」は取り出すことができない。そのため住宅ローンの返済や子どもの教育費で日々の生活はカツカツな人も多いという。

 

実際、豊洲のとあるタワマンでは理事会がエントランスにクリスマスツリーを設置しようとしたところ「そんな高額な支出は無駄でいますぐやめるべきだ」と一部の住民からクレームがあり、議論が紛糾しているという。

 

「維持費が高いといっても一戸あたり3,000円なのに、そんな支出すら惜しむ価値観の人たちと一緒に暮らしたくないですよね」と男性は笑うが、実際、豊洲では理事会に理不尽な言いがかりを付けるクレーマー気質の住民も多かったという。「いくら家の価格が高くなったといっても、所詮は湾岸。港区の低層階のマンションとは住民のレベルが違います。劣等感を抱えた人たちが暴れまわっているのかな」

 

結局、男性は豊洲のタワマンを売却して2,000万円以上の利益を得ることができたため、新居のローン負担は少なく、自動車を購入して週末は家族でドライブに行ったり、子どものスポーツの送迎をしたりする生活を送っているという。

 

「見栄を張って背伸びしたい人には湾岸のタワマンもいいんでしょうけど、そうじゃない人は埼玉に来たほうが幸せだと思いますよ」そう語る男性は、家族にとっての幸せを最優先にした結果で、引っ越して後悔はなにもないという。

 

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