「メールするより話したほうが早い」は屁理屈でしかない。若手社員とのやりとりは「オンライン一択」と断言できるワケ【マネジメントのプロが解説】

「メールするより話したほうが早い」は屁理屈でしかない。若手社員とのやりとりは「オンライン一択」と断言できるワケ【マネジメントのプロが解説】

仕事の依頼内容やアイデアの中身をできる限り正確に伝えたい場合、どんなやり方で伝えるのが効果的か? マネジメントのプロ横山信弘氏は「オンラインのテキスト一択」だと語ります。今回は、横山氏による著書『若者に辞められると困るので、強く言えません』(東洋経済新報社)から、その理由について詳しく解説します。

「メールで書くより、話したほうが早い」という屁理屈

 

情報共有することはすべて、口頭で伝えるべきではないと私は考えている。口頭で話すというのは、空中に言葉を放っているようなもの。空中に舞った紙吹雪をすべて捕まえられないように、放たれた言葉をすべて把握することはできない。

 

私はコロナ禍になってから事前に文書や動画を作り、それを相手に送ってから1対1で話すようにしている。そこまでできないなら、少なからず(4)の「後に残ること」を意識してコミュニケーションをしよう。

 

チャットでもメールでも、文章として蓄積される。オンライン会議のツールを使えば、録画して残すことができる。「部長は途中で何と言っていたのか。メモが追いつかなかった」という場合、録画したオンライン会議の様子を再生させればいい。「たしか、会議が始まってから10分ぐらいに言っていた」と思うなら、倍速で視聴して、その個所を後で見つけたらいい。

 

たまに、「メールで書くより、話したほうが早い」と言う人がいる。しかし、これは屁理屈だ。幹(本質)ではなく、枝や葉っぱにしか意識が向いていない。デジタルやオンラインのツールを嫌がる人は、・覚えていないだけ・慣れていないだけである。

 

若者と同じ目線でコミュニケーションするためにも、まずは覚え、慣れるところからだ。それもしないで否定すると、信頼関係は生まれない。

 

 

横山 信弘

株式会社アタックス・セールス・アソシエイツ代表取締役社長

経営コンサルタント

 

※本記事は『若者に辞められると困るので、強く言えません』(東洋経済新報社)の一部を抜粋し、THE GOLD ONLINE編集部が本文を一部改変しております。

 

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横山 信弘

東洋経済新報社

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