【年金月額17万円、70歳】賃貸アパートの立ち退きを迫られるも、転居先決まらず…背景に、不動産会社「孤独死による事故物件化懸念」約4割の現実

【年金月額17万円、70歳】賃貸アパートの立ち退きを迫られるも、転居先決まらず…背景に、不動産会社「孤独死による事故物件化懸念」約4割の現実
(※写真はイメージです/PIXTA)

マスコミでもしばしば報道されている、高齢者の住宅難民化の問題。それなりの年金を受給していても、預貯金があっても、なかなか状況は厳しいようだ。実情を見ていく。

70代バツイチ男性、老朽化アパートの立ち退きを求められ…

江戸川区在住の70歳のバツイチ男性は、築40年超のアパートへ20年にわたって居住していた。最寄駅からやや離れた立地だったが、格安で気に入っていたという。しかし、ここ数年で空き部屋が目立ちはじめ、ついには男性以外の入居者が退去。そのタイミングでオーナーが代替わりし、老朽化による取り壊しを理由に、男性は立ち退きを迫られている。

 

「嫁と別れてから、ずっとここに住んでいました」

「まあ、老朽化して危険だという話だから、出て行かなきゃね。確かにボロボロだよね」

 

ところが、次の住まいが見つからない。

 

男性は一般企業を定年まで勤めあげた元サラリーマンで、年金は17万円。貯金もそれなりにあるという。

 

「どうしたらいいんだろうね、来月末には出て行かなきゃいけないが…」

 

男性は途方に暮れている。

 

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