(※写真はイメージです/PIXTA)

経営者である父親が認知症を発症したことをきっかけに、遺産のことが気になり確認したところ、衝撃の事実が発覚します。疎遠だった兄の嫁が、驚きの行動をしていたのです…。MJリサーチ綜合探偵社取締役で相続診断士である若梅秀孝氏が、実際に寄せられた相談内容をもとに解説します。

長男の嫁は、自宅の最寄り駅から4駅離れた駅の駐車場からベンツに乗っていました。不思議に思った森田さんが、兄に「奥さん、ベンツを運転するんだ」と言ったところ、車の運転はしないとのこと。

 

探偵に素行調査を依頼したことは伏せておいた方が無難なので、「奥さんがベンツを運転するのを見かけたけど」と伝えたところ、後日、兄が奥さんを問いただし、兄に内緒でベンツを購入し、自宅から離れた場所の駐車場を契約していたことが発覚しました。兄は、相当なショックを受けていたようです。

 

その後、森田さんは兄から「父の認知症の症状が軽いうちに、遺言書の書き直しをさせたい」という連絡を受けました。そして、無事に遺言書の書き直しが完了しました。

父親が築いてきた会社と資産を守りたい…相談者の切実な思い

森田さんには、父親が築き上げてきた会社を守りたいという強い思いがあります。

 

「父は長い間、苦労を積み重ねながら、会社を成長させてきました。私は、長年、父のそばで、ともに苦しい時期を乗り越えてきたので、父が築き上げた会社と一緒に働く仲間たちを絶対に守りたい」

 

遺産目当ての親族は巧妙な手口を使うことも多く、被相続人が大切に築き上げてきた資産を守ることが難しいと感じるケースもあるかもしれません。しかし、今回ご紹介したケースのように、冷静に戦略を立てることで、打開策を見いだせる可能性があるので、諦めないでほしいと思います。

 

 

若梅 秀孝

MJ リサーチ綜合探偵社

取締役

 

【関連記事】

■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】

 

■親が「総額3,000万円」を子・孫の口座にこっそり貯金…家族も知らないのに「税務署」には“バレる”ワケ【税理士が解説】

 

■恐ろしい…銀行が「100万円を定期預金しませんか」と言うワケ

 

■入所一時金が1000万円を超える…「介護破産」の闇を知る

 

■47都道府県「NHK受信料不払いランキング」東京・大阪・沖縄がワーストを爆走

 

 

注目のセミナー情報

【国内不動産】5月13日(月)開催
銀行からフルローンを引き出す「最新不動産投資戦略」
利回り7%超!「新築アパート投資」セミナー
~キャッシュフローを最大化させるためのポイントも徹底解説

 

【国内不動産】5月16日(木)開催
東京23区×新築×RC造のデザイナーズマンションで
〈5.5%超の利回り・1億円超の売却益〉を実現
物件開発のプロが伝授する「土地選び」の極意

 

【事業投資】5月25日(土)開催
驚異の「年利50% !?」“希少価値”と“円安”も追い風に…
勝てるBar投資「お酒の美術館」とは

※登場人物は仮名です。プライバシーに配慮し、実際の相談内容と変えている部分があります。

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録
会員向けセミナーの一覧