市場規模は、「レポ」のほうがはるかに大きい
ここが大事ですが、両者の規模を比べると、[図表5]に示すとおり、レポのほうが圧倒的に大きいことがわかります。
フェデラルファンズ取引は、日々の銀行間のランダムな預金移動に伴う預金の過不足、いわゆる「資金尻」を調整する性格のものであり*、大規模にはなりません(*家計や企業が1日の間に無数の振り替えや振り込みを実行すると、その日の終わりにたまたま預金の入金が多い銀行と、たまたま出金が多い銀行がランダムに生じますが、前者から後者に資金を貸し付けるのがフェデラルファンズ取引の主たる役割です)。
また、無担保でリスクが高いことから、どの金融機関も他の金融機関に多額の貸付を実行することはありません。
他方のレポは有担保ですし、レポこそが資本市場を支えています。
重見 吉徳
フィデリティ・インスティテュート
首席研究員/マクロストラテジスト
【関連記事】
■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】
■親が「総額3,000万円」を子・孫の口座にこっそり貯金…家族も知らないのに「税務署」には“バレる”ワケ【税理士が解説】
■「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】

![[図表5]フェデラルファンズ取引の残高とレポの残高](https://ggo.ismcdn.jp/mwimgs/7/3/540/img_73f930cee5cbcb0cd8cbda70431b2b2496070.jpg)