5年以上放置された空き家→「利回り20%」の“お宝不動産”に…〈空き家のリノベ〉がオーナーだけでなく、地域にとっても有益なワケ【空き家問題のプロが解説】

5年以上放置された空き家→「利回り20%」の“お宝不動産”に…〈空き家のリノベ〉がオーナーだけでなく、地域にとっても有益なワケ【空き家問題のプロが解説】

入居者のいない「空き家」は年々増加しています。手入れすらされないままの状態が続けば、空き家は持ち主にとっても地域にとってもマイナスの結果をもたらします。本稿では、株式会社JKASの「空地空家で困ったときのあなたの街の相談窓口」代表を務める森下政人氏が、とある土地の地主とその土地に建つ建物の所有者からの相談事例を基に、空き家を「お宝不動産」に生まれ変わらせるリノベーションの可能性について解説します。

リノベーションの見積もりは予算を大幅にオーバーしていたが

筆者が取得することで、建物所有者の山本さんは今後の地代の支払いや建物の解体費用の負担から逃れられます。また地主である不動産業者は、引き続き(筆者から)地代が入ってくるため、双方の問題を解決できそうです。

 

早速工務店でリノベーションの見積もりを取ると、大幅に予算をオーバーしてしまいました。急遽知人の紹介でほかの工務店に相見積もりをお願いしたところ、やはり予算オーバーながら、最初の見積もりよりは費用を抑えられることがわかったため、計画を実行します。

 

しかしいざ工事を開始すると、次々と不安になるポイントがみつかります。

 

そもそも5年以上空き家のまま放置されていたのですから、建物の状態は大変悪くなっていました。建物の躯体を出して再利用できればいいのですが、それが難しい場合は交換するか、あるいは補強することになります。

 

筆者の取得した建物は、どんな対応が最適なのか、判断が難しい状態でした。

 

ほかにも、腐って宙に浮いている柱や基礎部分の空洞、シロアリの被害などなど……目を背けたくなるような箇所が多く、最終的に内部をほぼスケルトン状態にして工事を続けます。よく倒れずに建っていたなぁと感心しつつ、想定以上の追加予算が発生しそうで頭が痛くなってきました。

 

少しでもコストを下げるために、いまある古い扉や小窓をアクセントとして何かに使えないかと、工務店と現地で打ち合わせをして追加予算の軽減を試みます。

 

マンションをリノベーションする場合、基本的には構造躯体に問題が発生するケースは少ないのですが、一戸建て住宅の場合は築年数やメンテナンスで大きなばらつきがあります。工事を始めて壁のなかや床下を開けてみるまで、構造躯体がどんな状態なのかはわからないのです。

 

リフォーム業界でクレームがよく発生するというのも理解できます。

 

リノベーションを依頼した工務店の監督と大工たちは「大変な物件だなぁ」といいながらも、しっかり仕事をしてくれました。

 

構造部分には大きな梁が3ヵ所追加され、柱と基礎を交換し、工事中に発生するさまざまな問題を解決しながら工事は進みます。そして工事も終盤に差し掛かった頃、DIY可能な賃貸物件として募集を開始しました。

 

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