遊びの記憶が学習に生きてくる
シーソーを通して「てこ」の原理を学ぶ
体重に大きな差がある人とシーソーで遊ぶとき、2人とも端の方にすわると、重い人の方が下がりっぱなしでシーソーは動きません。そんなとき、軽い人が板の端の方に、重い人が中心に近い方に座ると、うまく釣り合って遊べたという経験はありませんか? この動きには、「てこ」の原理が使われていることはお分かりかと思います。
では、その遊びが学習とどう関係してくるのでしょうか。例えば、「支点から5センチのところにおもりを3つ下げ、もう片方は3センチのところに同じおもりをいくつさげれば釣り合いますか?」
答えは5です。5×3=15 15÷3=5これはまさに、シーソーの釣り合いと同じなのです。「支点からの距離×重さ」が一緒なら釣り合うのです。幼少期にシーソーで遊んだことがある人は、この計算式が感覚的にすぐわかるようです。
ブランコも教材になる
小5で習う「ふりこ」で出題される問題は、「ふりこの長さと速さの関係はどうなっていますか?」です。
答えは、「ふりこの長さが短ければ速くなる」です。そして、「ブランコのチェーンを短くして漕ぐと、速くなる」ことを経験していれば、難なくわかる問題です。
だからといって、遊びながら「これはてこの原理か」なんて考える必要は全くありません。遊ぶときは遊びに熱中する。そして後に勉強で出てきたとき「そういえば、これってシーソーやブランコと同じだな」と思いだせたなら、理解が早いということです。
シーソーやブランコなど遊具で遊ばせるときは、子どもの安全に十分注意をして見守ってください。
高木 美保
学習塾・スクールオーク代表
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