業界3位までの企業と4位の企業には「圧倒的な差」がある
また、余談ではありますが、ある程度寡占(※)が進んでいる業界においては、業界3位までの企業と4位の企業との間に圧倒的な差が生じていることも多くあります。
(※)同一産業内で、少数の企業がその市場を支配している状態のこと。
次に①銀行、②コンビニチェーン、③携帯電話業界の首位から4位までの企業を数値とともに挙げてみました([図表1]~[図表3]参照)。
① 銀行(2023年3月期の経常収益)
1位 三菱UFJフィナンシャル・グループ:9兆2810億円
2位 三井住友フィナンシャルグループ:6兆1421億円
3位 みずほフィナンシャルグループ:5兆7787億円
4位 りそなホールディングス:8679億円
② コンビニチェーン(2023年1月時点の店舗数)
1位 セブンイレブン:2万1111店
2位 ファミリーマート:1万6314店
3位 ローソン:1万3735店
4位 ミニストップ:1868店
③ 携帯電話(2022年12月時点のMVNO含むシェア)
1位 NTTドコモ:42%
2位 KDDI:30%
3位 ソフトバンク:26%
4位 楽天グループ:2%
結果論かもしれませんが、上記のような数値込みの業界ランキングを見ると、3位まで寡占状態であり、かつ既に成熟していた携帯電話業界に膨大な資金を投入して参入した楽天は無謀であったと言えるかもしれません。
企業の業界内での立ち位置を考えるとき、業界再編後の全体像を考えるときなどに、比較的寡占の進んでいる業界において存在感を示すことができるのは3位まで、と覚えておいて損はないかもしれません。
なのなの
サラリーマン兼業投資家
※本記事は『月41万円の“不労所得”をもらう億リーマンが教える 「爆配当」株投資』(KADOKAWA)の一部を抜粋し、THE GOLD ONLINE編集部が本文を一部改変しております。
2025年2月8日(土)開催!1日限りのリアルイベント
「THE GOLD ONLINE フェス 2025 @東京国際フォーラム」
来場登録受付中>>
注目のセミナー情報
【税金】11月27日(水)開催
~来年の手取り収入を増やす方法~
「富裕層を熟知した税理士」が考案する
2025年に向けて今やるべき『節税』×『資産形成』
【海外不動産】11月27日(水)開催
10年間「年10%」の利回り保証
Wyndham最上位クラス「DOLCE」第一期募集開始!
【事業投資】11月28日(木)開催
故障・老朽化・発電効率低下…放置している太陽光発電所をどうする!?
オムロンの手厚いサポート&最新機種の導入《投資利回り10%》継続を実現!
最後まで取りつくす《残FIT期間》収益最大化計画
2025年2月8日(土)開催!1日限りのリアルイベント
「THE GOLD ONLINE フェス 2025 @東京国際フォーラム」
来場登録受付中>>
【関連記事】
■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】
■月22万円もらえるはずが…65歳・元会社員夫婦「年金ルール」知らず、想定外の年金減額「何かの間違いでは?」
■「もはや無法地帯」2億円・港区の超高級タワマンで起きている異変…世帯年収2000万円の男性が〈豊洲タワマンからの転居〉を大後悔するワケ
■「NISAで1,300万円消えた…。」銀行員のアドバイスで、退職金運用を始めた“年金25万円の60代夫婦”…年金に上乗せでゆとりの老後のはずが、一転、破産危機【FPが解説】
■「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】