投資の格言「セルインメイ」(株は5月に売却せよ)で本当に儲かる?実際のパフォーマンスを徹底検証【資産1億円超えの兼業投資家が解説】

投資の格言「セルインメイ」(株は5月に売却せよ)で本当に儲かる?実際のパフォーマンスを徹底検証【資産1億円超えの兼業投資家が解説】
(※写真はイメージです/PIXTA)

理論的には説明できないものの経験的に観測されるマーケットの規則性を「アノマリー」と呼びます。相場で囁かれるアノマリーを無条件に信じてしまうケースも多いのですが、実際の株価の推移とどこまで合致するのでしょうか。本記事では、『月41万円の“不労所得”をもらう億リーマンが教える 「爆配当」株投資』(KADOKAWA)から、著者の〈なのなの氏〉が実際の株価と照らし合わせて、アメリカの投資格言のひとつである「セルインメイ(Sell in May)」について詳しく検証します。

「株は5月に売却せよ=セルインメイ」の意味とは

アノマリーとは、理論的には説明することができないものの、経験的に観測されるマーケットの規則性のことを言います。ここでは、相場で囁かれ続けているアノマリーについて、実際当てはまっているのか、実際株価はどのような動きを見せているのか、検証しながら話をしていきたいと思います。

 

皆さまは「セルインメイ」という言葉を聞いたことがありますでしょうか?

 

「セルインメイ」は、保有している株式は5月に売却するのが望ましいということを示したアメリカの投資格言の一つです。

 

なお、この「セルインメイ」には続きがあり、格言の全体は「Sell in May and go away. Do not come back until St.Leger day. 」(5月に売り逃げなさい。(9月第2土曜日の)セント・レジャー・デー(※)まで戻ってきてはいけません)となります。

(※)イギリスで競馬レース「セントレジャーステークス」が開催される日。

 

この格言は、単に5月に株を売るよう注意喚起しているだけではなく、「5月から9月中旬にかけて株価は下がる傾向にあるので、5月のうちにいったん売却しておきましょう。そして、9月中旬からは株価は上がる傾向にあるので、投資を再開するのはそれ以降にしましょう」という意味を含んでいます。

 

この他にも、株価は特に10月末頃から堅調となる傾向にあることから、毎年10月31日に開催されるハロウィーンにちなんで、「株はハロウィーンに買え」との投資格言もあります。

 

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