対人関係が苦手な「アスペルガー症候群の子」どのように接すべきか【発達支援のプロが解説】

対人関係が苦手な「アスペルガー症候群の子」どのように接すべきか【発達支援のプロが解説】

発達障害のひとつである「アスペルガー症候群」。耳にしたことがある人も多いでしょう。知的な遅れはみられないにも関わらず、対人関係をうまく構築できない障害です。このような特徴をもった子には、どのように接すればいいのでしょうか。発達障害の子がもつことのできる「障害者手帳」と「通所受給者証」の違いと合わせて解説していきます。

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大切なのは「明確かつ予測可能なコミュニケーション」

発達障害のひとつである「アスペルガー症候群」は、コミュニケーションスキルや想像力に欠け、対人関係をうまく構築できない障害です。知的な遅れは見られないにもかかわらず、婉曲的な表現や、表情から相手の意図・感情を読み取ることができないといった特徴があります。

 

アスペルガー症候群の子どもへの接し方で重要なのは、明確かつ予測可能なコミュニケーションです。代名詞や指示語などが理解しにくい傾向があるので、簡潔で具体的な指示やルールを伝えることで、混乱を軽減することができます。自分がどうすればいいのかわかるように、理由とすべきことを具体的な言葉で短く伝えてあげるようにしましょう。

 

また、相手の感情がわからないため、ひどいことを平気で言ってしまい人間関係のトラブルを起こしやすいといった点にも注意が必要です。対応としては、「そんなこと言われたらOOちゃん悲しいから言わないでね」と相手の気持ちやマナー、言ってはいけないことをその都度教えます。

 

なんて言えばよかったか、どのようにふるまえばよかったかを併せて伝えることも大事です。ソーシャルスキルトレーニング(SST)で、日常生活のさまざまなパターンについて具体的な対処を事前に知っておくことで、言っていいことと悪いことの区別をつけられるようにしていきましょう。

 

変化が苦手で、規則や法則など一定のルーティーンを好む場合、自分のマイルールを侵されることを嫌がることがあります。予定の変更は事前に伝え、言葉で理解しづらいときはイラストや写真など、視覚的コミュニケーションツールの使用も役立ちます。

 

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「障害者手帳」と「通所受給者証」の違い

発達障害と診断された子や、療育施設などに通う子が取得できる「障害者手帳」「通所受給者証」について説明していきましょう。

 

〈障害者手帳〉

医師の診断により障害の等級を定める手帳です。3つの種類があり、病気や障害の種類によって対象となる制度が異なります。

 

①身体障害者手帳

視覚、聴覚、手足や臓器など身体に障害のある方が対象です。

②精神障害者手帳(精神障害者保健福祉手帳)

統合失調症、うつ病、てんかん、発達障害など精神疾患に当てはまる方が対象です。

③療育手帳

知的障害に当てはまる方が対象です。自治体ごとに名称が異なる場合があります。たとえば東京都の場合は「愛の手帳」、埼玉県では「みどりの手帳」という名称です。

 

〈通所受給者証〉

療育施設や放課後等デイサービスに通所するための許可証のことです。知的障害を伴わない発達障害や、発達がゆっくりな子、グレーゾーンの子でも必要と判断されれば取得可能です。受給者証を取得することにより、行政からの給付金を受けながら福祉サービス(発達支援や放課後等デイサービスなど)を利用することができるようになります。

 

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    本連載は、株式会社コペルが運営するホームページ内のコラム(https://copelplus.copel.co.jp/column/)を転載・再編集したものです。

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