50代で第一子の父親になる男性は20年前の「3倍」
実際、国立社会保障・人口問題研究所※1のデータを見ると、1970年から2018年までの男女の初婚率を比べ、いずれも40歳~69歳まではおおよそ年々上昇していることが明らかになっています。
特に男性においては、1970年代に、50~54歳(0.14%)、55~59歳(0.06%)、60~64歳(0.04%)、65~69歳(0.03%)であった初婚率は、2018年に50~54歳(0.75%)、55~59歳(0.33%)、60~64歳(0.16%)、65~69歳(0.08%)と飛躍的に上昇しています。
さらに、第一子嫡出出生数の推移をみると、全年齢での第一子嫡出出生数は減少しているものの、50代、60代で第一子の父親になっている男性は年々上昇しており、50代で第一子の父親になった男性は、20年前の約3倍近くになっているのです。
晩婚化が進んでいる影響もあると考えますが、以前に比べて、精神的に若い中高年男性が増えていることを示しているという見方もできるのではないでしょうか。
同居期間が20年以上の離婚は「2倍」
一方、変化しているのは、男性の晩婚化だけではありません。長年連れ添った夫婦ほど、離婚の件数は増加しているという現状もあげられます。
厚生労働省※2によれば、令和3年の離婚件数は18万4,386組で、前年の19万3,253組より8,867組減少し、離婚率(人口千対)は1.50で、前年の1.57より低下しています。
同居期間別にみると、件数自体は、同居期間が5年未満で5万4,510件とほかの年数に比べて多く、結婚生活への見切りが早いことが挙げられます。しかし、昭和60年代から比べると、同居期間が20年以上の離婚は、約2倍近くまで増えているのです。
株式会社パートナーエージェント※3によれば、離婚に至った理由として、最も多いのが「性格が合わない」(55.6%)を挙げています。
最近では、結婚のスタイルも多様化しており、別居婚や週末婚というライフスタイルも出てきています。実際、年齢を経てから、住まいをわけることで円滑な関係を築いている夫婦の話も耳にするようになりました。
女性の経済力が向上し、夫婦双方の寿命が延びることで、夫婦の生活のあり方も、お互いの価値観や事情の変化に応じて多様化していくと考えます。
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