中高年になってもよいパートナーと巡り合うには?
本稿では、前述したとおり、中高年男性の初婚と離婚について取り上げましたが、なかには遠い将来、結婚という形を取らなくても、将来を支え合える「友達以上恋人未満」のパートナーを新たに見つけて、一緒に暮らしたり、住まいは異なっても定期的にお互いの家を行き来して過ごす、というライフスタイルの可能性を考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
筆者は、以前、中高年の婚活事情を調べるために、結婚相談所の方に、インタビューをさせていただいた際、中高年になってもよいパートナーとめぐり合う2つの秘訣についてお伺いしました※4。
1つ目は、基本的なことにはなりますが、「身なりが清潔であること」です。そして2つ目は、「なにかの目標に向かっていること」です。なにかの目標に向かっている人は、男女ともに誰かにとって素敵に見える瞬間があるというのです。
年齢を気にせず、夢中になれるなにかを持つことが、よいパートナーと巡り合う(あるいはすでにいるパートナーとよい関係を築く)ことや、心豊かな人生につながっていくのではないかと感じます。
※1 国立社会保障・人口問題研究所「人口統計資料集 6-6 性,年齢(5歳階級)別再婚率:1930~2018年」
※2 厚生労働省「令和3年(2021) 人口動態統計月報年計(概数)の概況」
※3 株式会社パートナーエージェント「「結婚観」に関するアンケート調査」
※4 『女性と定年』(金融財政事情研究会・小島明子著)
小島 明子
日本総合研究所創発戦略センター
スペシャリスト
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