写真:PIXTA

一般社団法人フィリピン・アセットコンサルティングのエグゼクティブディレクターの家村均氏が、フィリピンの現況を解説するフィリピンレポート。新年1回目は、世界の富裕層から注目され続ける「フィリピン」の投資対象としての魅力について探っていきます。

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「フィリピン不動産」と「フィリピン株式」…特徴とリスク

それでは、ここからは、具体的な投資対象としての不動産と株式について、その特徴やリスクについて書いていきます。

 

(1)不動産投資

フィリピンの不動産市場は、今後も堅調に成長していくことが期待されています。特に、都市部の住宅や商業用不動産は、投資対象として魅力的です。とはいえ、すべてのフィリピン不動産が有望という訳ではありません。

 

フィリピン不動産投資の成功のためには、立地とディベロッパーの選定が大切です。

 

フィリピンの不動産市場は、都市部を中心に成長しています。そのため、不動産投資を行う際には、都市部へのアクセスが良好で、人口増加や経済成長が見込まれるエリアを選ぶことが重要です。

 

具体的には、マニラ首都圏、セブ、ダバオなどのエリアが有望です。さらにマニラ首都圏であれば、マカティー、ボニファシオ・グローバルシティー(BGC)、ベイエリア、ケソン、オルティガスなどです。

 

ディベロッパーとは、不動産開発を行う企業です。ディベロッパーの選定は、不動産投資の成功を左右する重要な要素です。信頼できるディベロッパーを選ぶためには、以下の点に注意しましょう。

 

・実績と信頼性

・資金力

・開発プロジェクトの質

 

実績と信頼性のあるディベロッパーは、これまでに成功した開発プロジェクトを複数持っており、顧客からの評価も高いです。また、資金力のあるディベロッパーは、開発プロジェクトを円滑に進めることができます。そして、開発プロジェクトの質が優れているディベロッパーの物件の資産価値は上がりやすい傾向にあります。

 

日本と比べて高い経済成長をしている国ですので、物件選定も千三つというようなことではなく、立地とディベロッパーの選定を慎重に行うことで、不動産投資の成功率が高まります。

 

フィリピン不動産投資の対象としては、以下のものが考えられます。

 

・居住用コンドミニアム

・ホテルコンドミニアム

・リゾートコンドミニアム

・オフィスビル

・REIT

 

フィリピン不動産投資のリスクとしては、プレビルドという投資しやすい仕組みがある反面として、物件が完成しないあるいは完成が大幅に遅れるというリスクがあります。このリスクに対しての対処は、やはりディベロッパーの選定です。前述したように実績のある信用できるディベロッパーの物件を取得することがとても重要です。

 

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※当記事は、情報提供を目的として、一般社団法人フィリピン・アセットコンサルティングが作成したものです。特定の株式の売買を推奨・勧誘するものではありません。
※当記事に基づいて取られた投資行動の結果については、一般社団法人フィリピン・アセットコンサルティング、幻冬舎グループは責任を負いません。
※当記事の比較するターゲット株価は、過去あるいは業界のバリュエーション、ディスカウントキャッシュフローなどを組み合わせてABキャピタル証券のプロアナリストが算出した株価を参考にしています。

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