前回は、自宅の安全性の指針となる「耐震基準」の基本について説明しました。今回は、施工時の「図面」を活用し、自分で耐震診断をする方法について見ていきます。

専門家に頼まなくとも、耐震診断ができる!?

ポイント⑧ 耐震性をまずはセルフチェック

 

専門家に頼まなければ耐震診断などできない……と思われるかもしれませんが、自分で行う方法もあります。

 

自分で耐震診断をするためには、施工の際の図面が必要になりますが、必要な箇所の用語さえ知っておけば難しくはありません。

地盤、基礎、柱、壁の「材料と工法」をチェック

重点的に見る箇所としては、地盤、基礎、柱、壁の材料と工法です。

 

まず、構造図を見て、用語をチェックしましょう。

 

【図表1】 在来軸組工法の構造図

 

【図表2】 耐震診断問診票

 

本連載は、2015年6月25日刊行の書籍『こんな建売住宅は買うな』から抜粋したものです。その後の法律・条例改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

こんな建売住宅は買うな

こんな建売住宅は買うな

田中 勲

幻冬舎メディアコンサルティング

注文住宅と比べて安く購入できる建売住宅は、特に地価の高い都心近郊で人気がありますが、実は流通している住宅の大部分が目に見えない欠陥・不具合を抱えているのが実情です。 実際に、断熱材のズレ・不足や、準防火地域にお…

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