社長「今期は、前期の10%アップだ!」←この経営目標では売上が上がらないワケ【経営コンサルが解説】

社長「今期は、前期の10%アップだ!」←この経営目標では売上が上がらないワケ【経営コンサルが解説】
(※写真はイメージです/PIXTA)

経営者なら誰でも、会社の売上を上げるために日々試行錯誤を繰り返しているでしょう。そのようななかでもし、「いろいろ取り組みはしているが、思ったように売上が上がらない」という場合、なにか見逃している点があることも多いと、仕組み経営株式会社の取締役・清水直樹氏はいいます。本記事では、売上を上げるための具体的な方法について詳しく解説します。

売上を上げる方法3:組織の力でやり切る

売上を上げるために必要な要素、最後の3つ目はやり切る力です。上記で目標やさまざまな計画を考えてきましたが、それを実行しなければなんの成果も上がりません。そこで、組織にやり切る力が必要となります。組織に関してはさまざまな仕組みが必要となりますが、代表的なものを以下に挙げておきましょう。

 

組織戦略

組織戦略とは、計画をやり切るために、誰がなにを行うのかを明確にすることです。そのために組織図が必要となります。組織図を創り、そこに人を当てはめます。人を当てはめる場合には、その人の得手不得手を考慮します。いわゆる適材適所というものです。

 

たとえば、売り上げに関連するところでいうと、営業を担当する人のなかにも、新規開拓が得意な人と、既存顧客との関係性を深め、リピートを生み出すことが得意な人がいます。昔は、営業といえば新規も既存もひとくくりに担当することが多かったですが、最近ではこの2つをわけ、人の得手不得手を踏まえて配置することもよく見られます。

 

会議システム

計画をきちんと実行できているかどうか、目標に対していまなにをすべきなのかを決めていくのが会議です。会議は会社のなかで非常に重要度が高いにも関わらず、社員からは嫌われていることが多いです。その理由は会議の仕組みづくりができていないからです。会議の仕組みづくりがうまく行っていれば、これほど売上に貢献する仕組みはありません。これも以下に参考記事を載せておきます。

 

評価の仕組み

その人が出した成果に対して報いるのが評価です。売上を上げようと思ったら、売上に貢献した人をきちんと評価してあげる仕組みが必要です。それがなければ「やってもやらなくても変わらないしな……」ということになり、販売計画の実行力は地に落ちます。評価は等級や給与制度など、ほかの人事の仕組みとも連動しています。

売上を上げる方法は無限大

以上、売上を上げる方法についてみてきました。テーマがテーマだけに非常に広範囲にわたってしまいましたが、まずは全体を俯瞰し、自社が手を付けていないところを探すのに使ってもらえればと思います。

 

売上を上げる方法は無限大にあります。少しのことをトライしただけで諦めないようにしましょう。

 

 

清水 直樹

仕組み経営株式会社

代表取締役

 

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