(※写真はイメージです/PIXTA)

2大投資先のひとつに挙げられる「債券」。特に、投資初心者にはおすすめの金融商品であると、金融業界25年のキャリアを持つFP田中和紀氏はいいます。本記事では、同氏による著書『FPが教える!マネーリテラシーを高める教科書』(ごきげんビジネス出版)から、金利が大きな影響を与える金融商品について解説します。

銀行の「金利」に着目する

今後は日本の金利も上昇する!?

預貯金は、誰もが口座を開設しており、身近なものでしょう。お金を「運用」するために銀行口座を開設しているわけではなく、お金の「保管・送金・決済」などのために口座を開いている人が多いかと思われます。

 

給与の振込やクレジットカードの銀行引き落としなどで、銀行口座が必要です。銀行口座は生活と密接に絡んでおり、決済機能としての位置付けが大きくなりました。

 

低金利が長く続く状況では、金利に期待して運用する意識は低いでしょう。しかし、1990年代は金利が高く、お金を増やせた時期もありました。2023年2月時点では、海外では利上げが続き、日本も今後は金利が上がる可能性もあります。

 

預貯金を運用する商品として考えなおす時期は、近いかもしれません。

 

金利はどうやって決まるのか?

では、預貯金にとって重要な金利とは、どのように決定しているのでしょうか。

 

それは、中央銀行である日本銀行が経済状況にあわせて、金利をコントロールしています。正確には金融市場の需給関係などで金利は決められていますが、実際は日銀が金融市場を誘導し、金利をコントロールしています。

 

ただ、日銀も金利をランダムに決めているわけではなく、物価や雇用などの経済状況を安定させるため、適切に金利を誘導しているのです。

 

基本的には物価高で金利を上げ、物価安で金利を下げていきます。物価は経済が過熱すると上昇、減速すると下落し、経済の好不況は数年サイクルで訪れます。サイクルを乱高下させず、できるだけ好況が維持できるように、日銀や政府が金融政策や財政政策を行っているのです。

 

好況期で物価高となれば、金利は上昇する可能性があります。よって経済状況などを把握し、一足先に行動をとれば、有利な運用も可能となるでしょう。

 

また金利は運用面だけでなく、借りるときにも影響を与えるため、住宅ローンなどを組むときも考慮する必要があります。経済や金利の変化は、敏感にキャッチしていきましょう。

 

同じ3%の利率でも…「複利」による大きな運用効果

銀行金利で大切なのは、単利と複利です。単利は、3%の利率であれば、毎年「元本」の3%が利息となります。一方複利は、3%の利率でも、「新たな元本」の3%が利息となります。

 

たとえば、元本100万円を単利3%で預ければ、1年後103万円、2年後106万円、3年後109万円です。複利は1年後103万円、2年後106.09万円、3年後109.27万円になります。

 

複利の場合は元本100万円が毎年微増し、元本が変化しています。毎年の「新たな元本」に、3%の利息が付くことになるのです。元本に利息が加えられて、次の年は「新たな元本」になるのです。2年後は103万円の元本で、3年後は106.09万円の元本に3%の利息が加算されます。

 

このような複利効果は、利息が利息を呼び、お金を雪だるま式に増やしていきます。単利と比較すると、年数を重ねるほど金額がかけ離れていくのです。預金でも借金でも、複利となれば加速度的に金額が増えることを知っておきましょう。

 

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