(※写真はイメージです/PIXTA)

「国民皆保険制度」をはじめ、世界に誇れるレベルで手厚い“国の保障”がある日本。そのうえで民間の生命保険に加入するのは無駄であるといった意見も一部で聞かれますが、『元国税専門官がこっそり教える あなたの隣の億万長者』(ダイヤモンド社)著者の小林義崇氏は「富裕層のほとんどが、なんらかの生命保険に加入している」といいます。いったいなぜなのか、詳しくみていきましょう。

富裕層でなくとも…「フリーランスは生命保険に入るべき」ワケ

私自身は富裕層ではないので、保険はあくまでも生活の保障のために入っています。国税職員時代は必要最低限の生命保険にしか入っていませんでした。保険の重要性に気がついたのは、実はフリーランスになってからのことです。

 

ライターとして独立して半年後、妻が突然入院することになったのです。結果として入院期間は2か月になりましたが、当初は入院期間がわからずに不安が募りました。入院費用がどれくらいに膨らむかわからなかったからです。

 

現在、息子は3人いますが、妻の入院中、当時小学生だった2人の息子の世話をすることになりました。そのため、定期的に受けていた取材の仕事もキャンセルせざるを得なくなり、仕事がほぼストップしてしまったのです。

 

フリーランスですから、公務員や会社員と違って有給休暇や育児休暇の制度などありません。仕事をしなければ一気に無収入になります。当面は公務員時代の退職金などの蓄えで生活できるとして、先の見えない状況に不安が募るばかりでした。

 

そんなとき、加入していた医療保険のことを思い出したのです。その保険は、独立直前に念のために加入していたものでした。そのおかげで私は、妻の入院中の収入ダウンをほぼ保険で補うことができました。

 

会社員や公務員の場合、有給休暇を使えば、仕事を休んでもある程度は生活が守られます。しかし、安心して生活を送るためにも、無駄な保険を見直すことはあっても、完全に無視するのは得策ではありません。

 

保険料をケチったばかりに、人生が大きく狂うような事態は避けるべきでしょう。

 

 

小林 義崇

マネーライター

Y-MARK合同会社代表/一般社団法人かぶきライフサポート理事

 

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元国税専門官がこっそり教える あなたの隣の億万長者

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小林 義崇

ダイヤモンド社

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