金融機関とのパイプの作り方
普通は、金融機関との繋がりってないですよね。でも、小さな糸を手繰ってください。金融機関との繋がる方法として次の2通りがあります。
2.紹介してもらう
1.自分で開拓
まずは、自分で開拓する方法です。金融機関に打診する場合の気持ちとしては「当たって砕けろ」です。融資実行まで行き着く可能性は10%未満かもしれません。ということは、10行あたってやっと1つの融資が決まるぐらいの気持ちでスタートしてください。
ご存知のように、ほとんどの金融機関は平日の朝9時から午後3時まで窓口が空いています。電話は午後5時まで繋がります。そして土日祝祭日はお休みです。ですので、平日に電話をして融資相談のアポを取ってください。
平日ですから、サラリーマンの方は有給休暇を取る必要があります。効率よく回るには、1日休みを取って、午前にA銀行、午後にB銀行を回れば、1日に2行に相談することが可能です。つまり、合計5日かければ10行を訪問することが可能です。
みなさまからよく受ける質問が、「金融機関探しは、購入物件が決まる前ですか? 後ですか?」です。どちらでもいいんですが、できれば早めに金融機関めぐりをされることをおススメいたします。
銀行での面談の際には、「自分はどういう人間で、どこに勤めていて、年収いくらで、今後どのような物件を購入して賃貸経営をしていきたいのか」を明確に伝えてください。真剣に賃貸経営を考え、準備していることを印象づけてください。
ここで、金融機関との面談に際してのNGワードについてお話いたします。「不動産投資」「キャッシュフロー」「いずれ売却してキャピタルゲインを得たい」などです。不動産賃貸業は経営であって投資ではありません。銀行は投資に融資はしてくれません。事業に融資をしてくれます。
ですから面談で「不動産投資」と発言した時点で、アウトです。「キャシュフロー」も投資の言葉です。「家賃収入」「純利益」などの用語を使ってください。
また金融機関はあなたに貸付をして、その金利で利益を上げようと考えています。貸付期間最後まできっちり、利息という利益を得ようと思っています。ですから、最初から売却の話をしてしまうと、「何だこの客は短い客だ」と思われてしまうのです。
2.紹介してもらう
金融機関は、一見さんを嫌う傾向があります。ですから、人の紹介で訪問すると、とても印象がよくなります。あなたに金融機関を紹介してくれる人を探してください。
・先輩不動産投資家
・親戚
などが挙げられます。
「不動産業者」は、それぞれ金融機関との強いパイプを持っています。強いパイプがある業者が、不動産業界で生き残っていけます。沢山の業者と繋がり、金融機関を紹介してもらってください。
先輩投資家も強い味方になってくれます。先輩投資家を通じて金融機関を開拓するという戦略もありです。そして最後は、親戚など身内の方です。身内が金融機関にお勤めという方、本当に羨ましい限りです。
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