【12/7(土)開催】
従来の分散投資で資産を守れるのか?新時代の富裕層が実践する
金融大国「シンガポール」や「フィリピン永住権」を活用した新・資産防衛法
【比カジノ産業】カジノ公社は規制機関へ
フィリピンではフィリピン娯楽・ゲーミング公社(PAGCOR/パグコー)という政府が管轄が公社がカジノを運営していますが、民営化の準備を進めています。今後、事業評価鑑定を実施し入札価格を設定していく段取りで、2025年までに入札により資産を売却するタイムテーブルは実現可能としています。
PAGCORは、カジノ運営業務を切り離し、完全な規制機関になる計画です。この移行によって均等な競争条件を整え、すべてのゲーム業界のプレーヤーの将来の成長と持続可能性を確保することを目的としています。これまでPAGCORの事業運営者と規制機関としての二重の役割が、他の企業にとって不利な条件を作り出したとの指摘もあり、アカデミアからは、この決定を歓迎する声が多く、責任の線引きは利益相反を避けるために重要であるとしています。
PAGCORは、ランドベースのカジノ、ビンゴ、電子ビンゴ、e-カジノゲーム、スポーツベッティング、e-ビリヤードなどフィリピン国内のすべてのゲーム運営を規制・管理しています。現在、PAGCORは全国に42のリアルカジノと衛星を運営しています。ゲーミング事業からのPAGCORの売上は600億ペソから800億ペソと言われています。
【比IT-BPM業界】2023年度成長率、世界平均を上回る予想
フィリピンのBPO(IT-BPM)業界は、米国の外部委託企業、北米の人材不足、そして政府の強力な支援に支えられ、年末までに350億ドル(約2兆ペソ)の収益目標を達成する見通しで、これにより業界成長率が7.7%の世界平均を上回る8.8%の年間成長率を達成する見込みです。GDP貢献率は昨年の7%から8.4%に上昇する見込みです。ちなみに、インドのIT-BPM業界のGDP貢献率は3〜4%です。また、フィリピンのIT-BPMセクターは、フルタイム従業員数が昨年から8.7%増の170万人に達しました。
フィリピンのIT-BPMは、複雑なビジネスサービスとさまざまな業界に対して機能を提供できることから、業界において世界を牽引してます。フィリピン政府は、リモートワークを支援することで、業界の成長に重要な役割を果たしており、これらの政策は企業が変化する労働環境に適応し、外国からの投資を引き寄せるのに役立っています。
IT-BPMセクターは、今後2年間で25.7万人のフルタイム従業員と59億ドルの収益を上積みする見込みで、フィリピンで2028年までに創出する必要があるとされる110万の雇用の23%、295億ドルの収益の20%にあたります。
業界の成長は、首都圏マニラ以外の地域にも拡大。Cagayan de Oro、Cebu、Clark、Davao、Iloiloは、IT-BPM企業の重要な拠点となっており、これにより経済成長が促進され、食品、物流、不動産、小売り、交通などの他のセクターにも利益が広がっています。またフィリピンは規模の面では、世界一の人口を誇るインドに次ぐ世界のIT-BPMプレーヤーですが、いくつかの分野では、インドを追い越す可能性があます。
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