(※写真はイメージです/PIXTA)

三井住友DSアセットマネジメント株式会社が、2023年8月29日~9月12日のオーストラリアマーケット動向について解説します。

為替

ここ2週間の豪ドルの対円レートは、小幅に上昇しました。9月5日に開催された豪州準備銀行(RBA)の金融政策決定会合では市場予想の通り、政策金利が据え置かれました。また、6日に発表された豪州の4-6月期のGDPは市場予想を上回り、豪州経済の底堅さを示しました。一方、豪州の主要な貿易相手国である中国で発表された貿易統計では、輸出入ともに前年比でマイナスが続き、豪ドルの対円レートは一時下落しました。その後発表された中国の物価統計は大幅な低下とならなかったことから安心感が広がり、豪ドルの対円レートは上昇し、期間を通して小幅な上昇となりました。

 

 

金利

ここ2週間の豪州3年国債利回りは、小幅に上昇しました。米国の4-6月期のGDP改定値が前回発表から下方修正されたことなどから、米国国債利回りが低下し、連れて豪州3年国債利回りも低下(債券価格は上昇)する場面がありました。期間後半には、豪州の4-6月期のGDPが豪州経済の底堅さを示したことや、中国の物価統計の結果により安心感が広がったことなどから、豪州の3年国債利回りは上昇し、期間を通して小幅な上昇となりました。

 

 

(2023年9月14日)

 

※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『【最新オーストラリアマーケット動向】“中国の物価統計の結果”を受け、ここ2週間の「豪ドルの対円レート」「豪州3年国債利回り」は小幅上昇』を参照)。

 

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