為替
ここ2週間の豪ドルの対円レートは、上昇しました。9月14日に発表された豪州の8月の雇用統計は良好な結果でした。注目された9月19日、20日に開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)では、利上げは見送られたものの、年内1回の追加利上げが示唆されたほか、2024年に見込まれている利下げの開始時期が、後ずれする見通しとなったことからタカ派的と捉えられ、豪ドルの対米ドルレートは一時大きく下落しました。しかしその後は、日銀が金融政策決定会合で金融政策を据え置き、米国の利上げ局面の長期化観測から米ドル高・円安が進行したため、豪ドルの対円レートは上昇しました。
金利
ここ2週間の豪州3年国債利回りは、上昇しました。9月19日、20日に開催されたFOMCにおいて、利上げは見送られたものの、年内1回の追加利上げが示唆されたほか、2024年に見込まれている利下げの開始時期が、後ずれする見通しとなったことからタカ派的と捉えられ、米国国債の利回りは上昇し、連れて豪州3年国債利回りも上昇しました。
(2023年9月28日)
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