為替
ここ2週間の豪ドルの対円レートは、上昇しました。3月5日に米国の関税政策に対する懸念が和らぎ米国国債利回りが上昇し、米ドル高円安となったことに連れて、豪ドルは対円で上昇しました。しかし、トランプ米大統領が年内の景気後退入りの可能性を否定しなかったため10日に米国株が急落したことなどを背景に豪ドルは対円で下落する場面がありました。その後、トランプ米大統領がプーチン露大統領とウクライナ情勢をめぐる協議を行う意向を示し、地政学的リスクが和らいだことなどから米国株高が進み、米ドル高円安となるに連れ、豪ドルは対円で再び上昇しました。
金利
ここ2週間の豪州3年国債利回りは、上昇しました。3月5日に米トランプ政権が自動車に対する追加関税のうち北米産の自動車に関しては1ヵ月間の適用除外を発表したことや、同日に発表された米国の2月のISM非製造業景況指数が市場予想を上回ったことなどを背景に、米国国債利回りは上昇し、連れて豪州3年国債利回りは上昇(債券価格は下落)しました。米国株の急落や米国による鉄鋼・アルミニウムへの関税の対象から豪州が除外されなかったことなどから、豪州3年国債利回りは一時低下しましたが、その後は同利回りは横ばいに近い動きとなり、期間を通じて上昇しました。
※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『【市場動向】25年3月4日~3月18日の「豪ドル/円」「豪州債券」を振り返る【解説:三井住友DSアセットマネジメント】』を参照)。
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