為替
ここ2週間の豪ドルの対円レートは、一時豪ドル安の局面もありましたが、ほぼ横ばいの動きでした。2月5日に発表された日本の12月の毎月勤労統計により、ボーナス増による賃金の増加が示されたことなどから、日銀の追加利上げ観測が高まったことを背景に円高米ドル安になったことに連れて、豪ドルは対円で下落しました。その後、12日に発表された米国の1月の消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回り、円安米ドル高となったことに連れて、豪ドルは対円で上昇しました。18日に豪州準備銀行(RBA)は約4年ぶりの利下げを事前予想通り実施しましたが、追加利下げに関しては慎重な姿勢を示したことなどから豪ドルは対円で底堅い動きとなり、期間を通じてみると豪ドルは対円でほぼ横ばいでした。
金利
ここ2週間の豪州3年国債利回りは、上昇しました。2月4日発表の米国の2024年12月の雇用動態調査(JOLTS)による求人数が市場予想を下回り、米国国債利回りが低下したことで豪州国債利回りは低下(債券価格は上昇)しました。その後、労働市場の堅調さを示す米国の1月雇用統計(7日発表)や市場予想を上回るCPI(12日発表)を受け、追加利下げ観測後退による米国国債利回りの上昇に連れ、豪州3年国債利回りは上昇しました。18日にRBAは約4年ぶりの利下げを実施しましたが、追加利下げには慎重な姿勢を示したため豪州3年国債利回りは上昇しました。
※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『【市場動向】25年2月4日~2月18日の「豪ドル/円」「豪州債券」を振り返る【解説:三井住友DSアセットマネジメント】』を参照)。
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