励ましの言葉に筆者がおぼえた「違和感」
なぜなら私は、やりたいことをしながら、お金もしっかり稼ぐつもりでいたからです。
相続税調査を通じて富裕層の実態を知ったことで、独立が金銭的にも成功への足がかりになると考えていました。
公務員には定年がありますが、フリーランスには定年はありません。やろうと思えば、死ぬまで働けますし、いったん本を書きあげて、それが売れ続ける限り、「印税」という不労収入を得ることもできます。これは株式投資における「配当金」のようなものです。
結果は人生が終わるときまでわかりませんが、少なくとも私は公務員を辞めて、フリーライターになったことを後悔するどころか、大きな成長への足がかりにしたいと思っているのです。
とはいえ、私は誰もがフリーランスになるべきとは考えていません。もちろん会社員や公務員として、定年まで勤めあげるのも立派なことだと思います。
どのような働き方であっても、本業や副業などで自分の経験や知識を養って、自分の市場価値をつねに高める視点をもつことは大切です。
これは、働き方が多様化して、定年後の人生も長い現代において、一生お金に困らないための基本戦略だと思います。
小林 義崇
マネーライター
Y-MARK合同会社代表/一般社団法人かぶきライフサポート理事
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