クレジットカードを滞納すると起こること
まずは、クレジットを滞納するとどのようなことが起きていくのか、時系列にまとめてわかりやすく解説します。
クレジットカードの使用が停止される
クレジットカードの利用額が引き落としされる予定日に残高が不足していた場合、引き落とし日の翌日からクレジットカードの滞納が発生することとなります。
滞納発生から最初に起こるアクションは「クレジットカードの使用停止」です。滞納が起きてからカードの使用が止められるまでにかかる期間は、引き落とし予定日の翌日~1週間程度となっており、かなり初期の段階でストップがかかると考えた方がよいでしょう。
また、滞納によって生じる損害遅延金も滞納した翌日から発生し、返済するまで日々加算されることとなるため注意が必要です。
カード会社から督促の連絡が来る
カードの利用停止と併せて、カード会社から督促の連絡も来るようになります。督促の連絡が来るのも早く、滞納後1週間程度でメールやはがきなどで督促が始まるのが一般的です。
初期の督促では残高不足など、何らかの理由で引き落としができなかった旨に加え、近日中に再引き落としを実施することなどが案内されます。
再度指定された引き落とし日までに口座へ入金し、引き落としができればカードの利用停止は解除されます。再引き落としで入金確認後にカードの利用が再開されるまでにかかる期間はカード会社によっても異なりますが、概ね2~5営業日後であることが多いようです。
再引き落とし日にも入金ができない、または再度の残高不足で引き落としができなかった場合も引き続き督促が続きます。連絡手段もメールやはがきに加え、電話による督促も始まります。
強制解約
再三にわたるカード会社からの督促連絡を無視し続けた場合、およそ1ヵ月経過後にカード会社から「このまま支払いが確認できないと、カードを強制解約する」といった内容の通知が届きます。それでも無視を続けた場合、その1ヵ月後、滞納してからおよそ2ヵ月経過した頃、クレジットカードは強制解約となります。
強制解約されてからカードの利用額を返済しても利用再開はできない場合が多く、次に解説するブラックリスト入りした状態にもなってしまうこととなるでしょう。
ブラックリスト入りする
クレジットカードの滞納が発生してから一定期間が経過した場合、いわゆる「ブラックリスト入り」の状態となります。ブラックリスト入りとは、信用情報機関に事故情報として滞納などの記録が残っている状態のことです。
信用情報機関とは、銀行やカード会社などの金融機関が新規申し込みの審査などの際に信用情報として確認ができる機関のことを指します。信用情報機関に滞納などの情報が記録された場合、滞納を起こしたカード会社はもちろん、他の金融機関やカード会社でも事故情報が共有されます。