本記事は、フランクリン・テンプルトン・ジャパン株式会社が7月6日に配信したレポートを転載したものです。

〈〈元のレポートはコチラ〉〉

日米金利差拡大を背景に円安・米ドル高が進行

足元で円安・米ドル高が再燃しています。2022年10月に一時1米ドル=152円目前まで下落した円相場は、再び144円近辺まで円安・米ドル高が進行しています(図1)。

 

米連邦準備制度理事会(FRB)は根強いインフレを背景に一段の利上げ継続姿勢を示す一方、日本銀行は植田新体制への移行後も金融緩和を継続するなど、日米の金融政策の方向性の違いを背景にした金利差拡大が足元の円安の主要因とみられています。

 

市場コンセンサスでは、米国の利上げが終盤に入るにつれて日米金利差が縮小に向かい、米ドル円相場は円高基調に転換するとの見方がなお大勢です(図2)。

 

もっとも、2023年後半にも、政府・日銀による為替介入の有無や、日銀による長短金利操作の見直しの可能性、米国の金融引き締めの行方などの不透明材料が残されており、これら政策の組み合わせ次第では米ドル円相場が円安/円高の双方に振れる可能性がありそうです。

 

 

 

 

 

米国地方債への長期投資で為替リスクを軽減

こうした中、長期的にみて為替変動リスクに左右されにくい投資対象として、利回りの面で魅力高まる米国地方債が注目されつつあります

 

米国の利上げ局面が終盤に差し掛かる中、足元の米国地方債の利回りは5%近辺で安定する兆しがみられます(図3)。

 

2002年末以降の米国地方債への円建て投資成果を振り返ると、インカム収入の積み上げが長期的なトータル・リターンの基調を決定する主要因となってきました(図4)。

 

2007~2012年にかけての大幅な円高局面においても、米国地方債のインカム収入が為替変動による損失を軽減する要因となり、トータル・リターンが下支えされました。

 

また、足元での利回り上昇によって米国地方債への投資の円高抵抗力は着実に高まっていると考えられます。

 

米国地方債の5%の利回りで複利運用した場合のシミュレーションによれば、長期投資になるほど米ドル円の損益分岐点は低下し、一定の円高でもプラスの投資収益が維持されることが期待されます(図5)。

 

 

 

 

 

 

和泉 祐一

フランクリン・テンプルトン・ジャパン株式会社

シニア リサーチアナリスト

 

カメハメハ倶楽部セミナー・イベント

 

【12/9開催】
「資産は借りて増やせ!」
3年間で延べ1,500社以上を担当した元銀行トップセールス社長が語る
“新規事業×融資活用”で資産を増やすレバレッジ経営戦略

 

【12/11開催】
企業オーナー・医療法人のための
事業と個人の安心を守る「グローバル資産戦略」
〜実例で学ぶ 経営資産の防衛と承継設計〜

 

【12/13-14開催】
不動産オーナーのための「法人化戦略」
賢いタックスプランニングで“キャッシュを最大化する”方法

 

 

※いかなる目的であれ、当資料の一部又は全部の無断での使用・複製は固くお断りいたします。
●当資料は、説明資料としてフランクリン・テンプルトン・ジャパン株式会社(以下「当社」)が作成した資料です。
●当資料は、当社が各種データに基づいて作成したものですが、その情報の確実性、完結性を保証するものではありません。
●当資料に記載された過去の成績は、将来の成績を予測あるいは保証するものではありません。また記載されている見解、目標等は、将来の成果を保証するものではなく、また予告なく変更されることがあります。
●この書面及びここに記載された情報・商品に関する権利は当社に帰属します。したがって、当社の書面による同意なくして、その全部もしくは一部を複製し又その他の方法で配布することはご遠慮ください。
●当資料は情報提供を目的としてのみ作成されたもので、証券の売買の勧誘を目的としたものではありません。
●フランクリン・テンプルトン・ジャパン株式会社(金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第417号、加入協会/ 一般社団法人投資信託協会・一般社団法人日本投資顧問業協会・一般社団法人第二種金融商品取引業協会) はフランクリン・リソーシズ・インク傘下の資産運用会社です。

カインドネスシリーズを展開するハウスリンクホームの「資料請求」詳細はこちらです
川柳コンテストの詳細はコチラです アパート経営オンラインはこちらです。 富裕層のためのセミナー情報、詳細はこちらです 富裕層のための会員組織「カメハメハ倶楽部」の詳細はこちらです 不動産小口化商品の情報サイト「不動産小口化商品ナビ」はこちらです 特設サイト「社長・院長のためのDXナビ」はこちらです オリックス銀行が展開する不動産投資情報サイト「manabu不動産投資」はこちらです 一人でも多くの読者に学びの場を提供する情報サイト「話題の本.com」はこちらです THE GOLD ONLINEへの広告掲載について、詳細はこちらです

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録