移住に失敗する人の共通点
続いては、移住に失敗する人に共通する4つの特徴を紹介します。後悔したくない人は、以下の内容を踏まえて実行してください。
1.情報収集が不足している
念入りなリサーチなくして、移住は成功しません。面倒くさがって手抜きすると、後でツケが回ってきます。十分すぎるほど調べ尽くしてから移住しても遅くありません。
よくあるのは、美しい自然に惹かれて移住したものの「こんなはずじゃなかった」と後悔するパターンです。近くに病院やスーパーがなくて困る。子どもの教育環境や進学に不安を感じる――。旅行で行くのと住むのとでは大違いです。事前に調べておけば、想定外の事態は避けられるでしょう。
2.地域住民と積極的に交流しない
田舎暮らしをするなら、地域のコミュニティに溶け込む必要があります。助け合いや共同意識なくして生きていけないといっても過言ではありません。
「そんな大げさな」と思うかもしれませんが、場所が変われば生活スタイルも違うのです。不便だからこそお互いに協力し、持ちつ持たれつの関係性を築く。たとえばおすそわけの文化がわかりやすいですね。買い物に行くのが大変な土地に住んでいると、ご近所からもらった野菜のありがたみを実感するでしょう。
最初は住民に警戒されるかもしれません。しかし諦めずにこちらから相手の懐に飛び込んでください。笑顔で挨拶したり、作業を手伝ったりするうちに受け入れてもらえる可能性があります。
3.都会の感覚を持ち込む
地方移住でやってはいけないことの1つに「都会の感覚を持ち込む」というのがあります。別の表現に置き換えるならば、お客様気分が抜けていないといえるでしょう。都会と田舎に優劣はありません。インフラが整っているかいないかの違いなのです。
都会の感覚を引きずっている人が言いがちなNGワードに「東京では〇〇なのに」があります。これは間違いなく田舎で嫌われる言動ですね。
「東京の便利な生活がいいなら、なぜここにきたのか」と反感を買いかねません。移住で失敗したくなければ、田舎は都会より劣っているという考えを捨ててください。自分からその地域を好きになる努力が必要です。
4.出費を甘く見積もっている
先ほども述べたように、田舎暮らしは意外にお金がかかります。家賃は安いのですが、そのほかの生活必需品への出費が増え、結果的に都会と同じくらいになるケースもあるでしょう。なぜなら地方では価格競争がないからです。買い物できるお店が少ないため、値段が高くてもそこで購入するしかありません。
さらに収入源が重なると、かなりの痛手となるのは目に見えています。本気で移住するつもりなら、半年分くらいの生活費は確保しておきたいですね。
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