(※画像はイメージです/PIXTA)

一大決心のもと地方移住をしても、失敗して都会に戻ることになる人は少なくありません。そうした人々はなぜ地方移住に失敗してしまうのでしょうか? 本記事では、地方移住や2拠点・多拠点生活に関する情報発信メディアを運営する合同会社Stoneintechの中嶋遼太代表が、「地方移住」に失敗する人の共通点をもとに、失敗しないための事前準備について解説します。

移住の失敗事例・成功事例

ここで実際に移住した人の失敗事例と成功事例をみてみます。

 

失敗したケース

【ケース1:ご近所づきあいに辟易した】

田舎では、ちょっとしたことがすぐ地域内に知れ渡ります。特に小規模な自治体では、住民同士が各自の行動を知っていることも珍しくありません。

 

基本的に家の鍵をかけず、知り合い同士で家を行き来するのは日常茶飯事です。知らぬ間に近所の人が家にいることも。プライバシーを確保したい人にとっては、なじめない風習かもしれません。

 

【ケース2:虫や野生動物が苦手で慣れなかった】

自然豊かな環境に身を置くと、虫や野生動物との接触は不可避です。慣れろといわれて克服できるものではないため、耐えられる自信がない人は移住しないほうがいいですね。自然との共生は、田舎にいる限り永遠の課題として付きまといます。

 

成功したケース

続いては、移住に成功した人たちの事例を紹介します。移住を決意した理由は人それぞれですが、共通点として確固たる意思があったことが挙げられるでしょう。

 

【ケース1:家族と一緒に生活するために田舎へ移り住んだ】

仕事の都合で転勤族だった人が、たまたま地方都市に赴任したことで移住を決意したケースです。家族団らんの時間を楽しめるようになり、この生活を続けたいと考えるようになりました。その矢先に子どもから「ここに住みたい」と言われ、そのまま住民登録。一家で田舎暮らしを満喫しているとのことです。

 

【ケース2:息苦しい都会から抜け出して地方へ移住した】

田舎で育って東京で就職し、最終的に地方へ移住した人のケースです。ずっと都会で暮らすのに違和感があり、落ち着いて暮らせる場所を求めていました。

 

コロナ禍で配偶者が仕事を退職し、都会に縛られる必要がなくなったのを契機に地方都市へ移住したのです。情報を集めるうちにとある自治体に目が留まり、実際に現地へ足を運んで決めました。

移住に失敗するのには必ず理由がある

移住とは、すなわち生活の拠点を別の場所に移すことです。慎重に実行しないと、その後の人生が大きく狂う危険性を秘めていると心得ましょう。裏を返せば、準備段階で不安材料を消しておけばトラブルを防止できるともいえます。

 

移住に失敗する人には明確な理由があり、たいていは情報収集が足りません。あるいは自ら地域になじもうとする努力を怠っています。

 

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