(※写真はイメージです/PIXTA)

経営者であれば、1度は「社用車を買うなら4年落ちのベンツが最強」と耳にしたことがあるかもしれません。では、なぜ「4年落ち」で、なぜ「ベンツ」なのでしょうか。税理士法人グランサーズの共同代表で税理士・公認会計士の黒瀧泰介氏が解説します。

社用車で節税したいなら「値崩れしにくい車」がおすすめ

――節税におすすめの「4年落ちベンツ」について、4年落ちがいい理由はよくわかりました。では、なぜ「ベンツ」なんでしょうか?

 

黒「その理由は一言でいうと、『リセールバリュー』、つまり将来売るときの価値が落ちないためです。

 

車は新車から中古になった途端に大きく値下がりしますが、ベンツのような高級外車は、その後の値崩れが比較的少ないといわれています。そして4年落ちの中古車というのは、初年度に全額経費にできる車のなかではいちばん年式が新しい、価格が落ちにくい車です。

 

ですから、4年落ちの高級車であれば、1年で全額経費計上したあとも、いざというときにはそれなりの値段で売却できます。その資金をもとにまた新たな4年落ちを購入することで、高級車に乗り続けられるようなサイクルを作ることも可能です。

 

なお、これはベンツに限らず、同じような値動きをする車種であれば適用可能です」

 

――なるほど。資産価値が落ちにくいので、ある意味「簿外資産」のような形になるわけですね。コロナの影響などで企業が赤字の場合や、資金繰りが厳しくなったときなど、万が一の際の保険にもなりますね。

 

<参考>

・GGO「中古車などの耐用年数を長くしてしまう「資本的支出」とは?」

・グーネットマガジン「中古車の耐用年数の算出方法とは?計算方法や注意点について解説」

 

<<社長の資産防衛チャンネル【税理士&経営者】の全編動画はコチラ>>

 

 

黒瀧 泰介

税理士法人グランサーズ共同代表/公認会計士・税理士

 

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※本記事は、YouTube『社長の資産防衛チャンネル【税理士&経営者】』より動画を一部抜粋・再編集したものです。

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