(※写真はイメージです/PIXTA)

なんらかのSNS発信をしている企業が増えていますが、かならずしも有効な発信ができていないケースは少なくありません。企業のSNS発信は中小企業だけでなく、宣伝の専門部署がある大企業ですら悩みのタネとなっているのです。そこで、本記事では一般社団法人大人のインフルエンサー協会の代表理事を務める秋山剛氏が、著書『採用、集客にも効果絶大! 企業のSNS運用』より、大企業のSNS発信で多く見られる失敗とその改善方法について解説します。

大企業のSNS発信で陥りがちな失敗

SNSは、大企業の採用でも有効です。たとえば、社員が普段仕事をしている裏側や、互いに関わり合っている姿が見えれば、より親しみがわきます。何らかのSNS発信をしている企業が増えてきていますが、前述したように、かならずしも有効な発信ができていないケースも少なくありません。

 

ここから、大企業のSNS発信で起こりがちな問題を解説していきます。

 

投稿内容に一貫性がない

大企業では、ひとつの「企業名の公式アカウント」で、複数の担当者がそれぞれ統一感のない投稿をしている状態、つまり一貫性のないアカウントをよく見かけます。

 

こうなると、SNSのアルゴリズム上、伝えたい人たちに伝えたいことが拡散されないので、成果につながりにくいのです。企業名の公式アカウントでも、ある程度の一貫性を持たせたほうが、届けたい人たちに届きます

 

いっそのこと、コンテンツごとにアカウントをつくり、それぞれの担当者がプロモーションをかけたほうが、成果につながりやすいのではないでしょうか。

 

CMや告知で終わり、動線をつくれていない

企業が陥りやすいことのもうひとつに、「CMや告知で終わってしまうこと」があります。

 

予算をかけてCMを打って告知しているのに、CMを見た人が購入や来店につながるような、リスト獲得の動線ができていない状態です。もちろんCMには告知力があるので、認知はされます。ただ、ホームページを見ても、スムーズな動線がなければ顧客の獲得には至りません。

 

どうすればいいかと言えば、ホームページを見た人が見込み客(リスト)になるように、LINEやメールに登録する流れをつくるのです。たとえば、LINE登録してくれた人に登録特典をつけたり、メールでアンケートに答えたら割引をしたりする、といった方法が考えられます。

 

 

秋山 剛

一般社団法人大人のインフルエンサー協会

代表理事

 

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※本連載は秋山剛氏の著書『採用、集客にも効果絶大! 企業のSNS運用』(かざひの文庫)より一部を抜粋・再編集したものです。

集客にも採用にも効果絶大! 企業のSNS運用

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