大企業のSNS発信で陥りがちな失敗
SNSは、大企業の採用でも有効です。たとえば、社員が普段仕事をしている裏側や、互いに関わり合っている姿が見えれば、より親しみがわきます。何らかのSNS発信をしている企業が増えてきていますが、前述したように、かならずしも有効な発信ができていないケースも少なくありません。
ここから、大企業のSNS発信で起こりがちな問題を解説していきます。
投稿内容に一貫性がない
大企業では、ひとつの「企業名の公式アカウント」で、複数の担当者がそれぞれ統一感のない投稿をしている状態、つまり一貫性のないアカウントをよく見かけます。
こうなると、SNSのアルゴリズム上、伝えたい人たちに伝えたいことが拡散されないので、成果につながりにくいのです。企業名の公式アカウントでも、ある程度の一貫性を持たせたほうが、届けたい人たちに届きます。
いっそのこと、コンテンツごとにアカウントをつくり、それぞれの担当者がプロモーションをかけたほうが、成果につながりやすいのではないでしょうか。
CMや告知で終わり、動線をつくれていない
企業が陥りやすいことのもうひとつに、「CMや告知で終わってしまうこと」があります。
予算をかけてCMを打って告知しているのに、CMを見た人が購入や来店につながるような、リスト獲得の動線ができていない状態です。もちろんCMには告知力があるので、認知はされます。ただ、ホームページを見ても、スムーズな動線がなければ顧客の獲得には至りません。
どうすればいいかと言えば、ホームページを見た人が見込み客(リスト)になるように、LINEやメールに登録する流れをつくるのです。たとえば、LINE登録してくれた人に登録特典をつけたり、メールでアンケートに答えたら割引をしたりする、といった方法が考えられます。
秋山 剛
一般社団法人大人のインフルエンサー協会
代表理事
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