(※写真はイメージです/PIXTA)

いまやSNSは企業の採用にとっても欠かせないツールです。会社でSNSを活用した採用を行いたいものの、どうすればよいかわからない経営者も多いのではないでしょうか。本連載では一般社団法人大人のインフルエンサー協会の代表理事を務める秋山剛氏が、著書『採用、集客にも効果絶大! 企業のSNS運用』から、経営者がSNSを活用した採用活動を行うコツについて解説します。

「企業の採用」に大いに役立つ「SNS発信」

採用を強化したいなら…「就活生向けSNS発信」はもはや必須

インターネットの進化やSNSの普及により、採用事情は大きく変わっています。変化に対応した採用戦略を考えなければ、応募者は増加せず、理想的な人材の確保にはつながらないでしょう。

 

まずは、就活生の「動き」を把握することが大切です。最近の就活生は、求人サイトとともに、かならずTikTokやInstagramといったSNSのアカウントを見て、どんな人たちが働いているのか、会社の雰囲気はどうなのか、といったことを確認します。ですから、企業がSNSで発信することは、「SNSネイティブ」の若者を採用するためには必須と言えるでしょう。

 

なぜなら、「こういう人たちと働きたい、こんな職場だったらいいな」と思ってもらう必要があるからです。

 

採用に悩みを抱えている企業は非常に多い

わたしはさまざまな企業の方々とお話しすることが多いのですが、よく採用に困っている、という話を伺います。企業が来てほしいと思う若い人たちがSNSで情報をとっているのに、企業がSNS発信をしていないのは、まさに致命的です。企業と若者のニーズのずれを、なくしていかなければならないでしょう。

 

これまでは、Googleなどの検索エンジンで情報収集する方法が一般的でしたが、近年若い世代の間ではSNSを用いた情報収集が主流になっています。採用活動の場においても、SNS採用(ソーシャルリクルーティング)の導入は避けられません。

 

ですから、就活生に見つけてもらい、会社のよさを知ってもらうためにSNSで発信をするのは、企業にとって優先順位が非常に高いことなのです。いままでは、求人サイトだけ利用していれば採用が成り立ってきましたが、これからは違う手を打つべき時代になっています。まずは、そのことを認識しましょう。

 

採用がうまくいっている企業=SNSでの「ファン化」ができている企業

実際のところ、ショート動画を投稿できるSNSであるTikTokでバズっている、つまりSNS上で多くの人から注目を浴びている企業には、応募がひっきりなしに来ていると言います。動画を観た人たちが「こんな人たちと働きたい」と思ってくれるため、採用がとてもうまくいっていることが非常に多いのです。

 

もっとも、それは当然のことと言えます。なぜなら、SNSによるブランディングがうまくいけば、ファンになった人たちが「この人たちと一緒に働ける!」と思ってくれるからです。想いや人柄が伝わるような発信を若者たちはSNSで見ているのに、ここに力をかけないとすれば、本当にもったいないことではないでしょうか。

 

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※本連載は秋山剛氏の著書『採用、集客にも効果絶大! 企業のSNS運用』(かざひの文庫)より一部を抜粋・再編集したものです。

集客にも採用にも効果絶大! 企業のSNS運用

集客にも採用にも効果絶大! 企業のSNS運用

秋山 剛

太陽出版

「企業がSNS発信に取り組むことは、ブランディング・売上アップ・採用においてもいいことがたくさんある一方で、気をつけなければいけないこともたくさんあります。本書を参考に、安全・安心を確保しながらSNS発信を有効に活用…

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