半導体とは?
経営者「そもそも半導体ってなに? 簡単に教えて」
半導体は、簡単にいえば電気を通す「導体」と、電気を通さない「絶縁体」の中間の性質を帯びる、シリコンなどの物質や材料のことです。
専門家「簡単にいえば『半分』導体で『半分』絶縁体の性質を持っている。だから「半導体」と呼ばれるわけですね」
半導体は、マイクロチップとも呼ばれ、電子機器の頭脳として機能しています。スマートフォン、デジタルカメラ、オーディオ、車……。電源、電池によって動くものにはすべて半導体が使われています※。
チップの大きさはさまざまですが、そのなかには何十億ものトランジスタが内蔵されています。トランジスタは小さなゲートのようなもので、電子がそこを通過するかしないかを決定します。半導体の構築には、複数のステップと日数、そして専門家が必要です。 たとえば、IBMの最新チップは2ナノメートルという半導体技術により,指の爪ほどの大きさのなかに500億個のトランジスタを詰め込んでいます。
※正確にはLSI(Large Scale Integration(大規模集積回路)が使われていますが、LSIには必ずシリコンなどの半導体が使用されています。
半導体の種類
経営者「半導体にはどんな種類があるのかな?」
半導体には以下のような分類方法があります。
・不純物からみた分類方法
それぞれの分類方法により、半導体の種類はさらに細かくわけられます。
構成元素からみた種類
半導体には、シリコン(Si)、ゲルマニウム(Ge)などの1つの元素で作られる「単元素半導体」と、アルミニウムガリウムヒ素 (AlGaAs)などの化合物で構成される「化合物半導体」があります。多くの半導体は単元素半導体ではなく、化合物半導体が用いられています。
不純物からみた種類
半導体は構成元素から分類するほか、真性半導体と不純物半導体とに分類する方法があります。真性半導体は、原子の最外殻電子が共有結合をしているのに対し、不純物半導体はp型半導体、n型半導体の2つにさらに分類されます。
専門家「少し難しいと思いますが、まずは大きくわけて2つのわけ方があり、そこからさらに細かく分類されると覚えておくとよいでしょう」
《最新のDX動向・人気記事・セミナー情報をお届け!》
≫≫≫DXナビ メルマガ登録はこちら