(※写真はイメージです/PIXTA)

三井住友DSアセットマネジメント株式会社が、2023年4月のマーケットについて振り返り、「1. 概観、2. 景気動向、3. 金融政策、4. 債券、5. 企業業績と株式、6. 為替、7. リート、8. まとめ」のそれぞれについて解説します。※本連載は、三井住友DSアセットマネジメント株式会社が提供するマーケットレポートを転載したものです。

5.企業業績と株式

<現状>

S&P500種指数の4月の予想1株当たり利益(EPS)は229.5で、前年同月比▲2.6%(前月同▲2.2%)と3ヵ月連続のマイナスでした。ただ、前月比は+0.7%と3ヵ月連続のプラスで減益傾向に歯止めがかかり始めたと言えそうです。一方、TOPIXの予想EPSは156.0、伸び率は同+2.5%(前月同+2.5%)でした。また、前月比は+0.5%と2ヵ月連続のプラスでした。4月の米国株式市場は地方銀行の経営不安や景気後退懸念が燻るなか、ハイテク大手の好業績などに支えられ上昇しました。NYダウは前月比+2.5%、S&P500種指数は同+1.5%、NASDAQ総合指数は同+0.0%でした。日本株式市場は、米国株式市場が上昇したこと、日銀が金融緩和策を維持したこと、金融政策のレビューを1年~1年半かけて行うことになり円安ドル高が進んだこと、などから堅調となりました。日経平均株価は前月比+2.9%、TOPIXは同+2.7%でした。

 

<見通し>

S&P500種指数採用企業の23年1-3月期の増益率(純利益ベース)は前年同期比▲1.9%、除くエネルギーセクターで同▲3.5%の見通しです(4月28日。リフィニティブ集計)。一方、TOPIX採用企業の23年1-3月期の純利益は前年同期比+78.9%、22年度(22年4月~23年3月)は前年度比+18.0%の見通しです(5月2日。3月期決算企業で除く金融、QUICK集計)。

米国では23年1-3月期のGDP成長率(速報値)が前期比年率+1.1%(10-12月同+2.6%)と減速しました。5月会合での0.25%の利上げは市場のコンセンサスですが、景気の減速を受けて6月会合での追加利上げの可能性は低下しつつあるようです。極端な景気悪化とはならずに利上げが打ち止めとなれば、米株には追い風となる可能性があります。一方、日本では、自社株買い発表の増加が好感されると思われることに加え、東証の要請を踏まえた企業価値向上のための活動計画が広く示されると思われます。PBR1倍割れ企業はTOPIX採用ベースで51%に達しており、今後の株価水準の修正が期待されます。

 

EPSと株価指数の推移(米国)

 

EPSと株価指数の推移(日本)
次ページ6.為替

【ご注意】
●当資料は、情報提供を目的として、三井住友DSアセットマネジメントが作成したものです。特定の投資信託、生命保険、株式、債券等の売買を推奨・勧誘するものではありません。
●当資料に基づいて取られた投資行動の結果については、三井住友DSアセットマネジメント、幻冬舎グループは責任を負いません。
●当資料の内容は作成基準日現在のものであり、将来予告なく変更されることがあります。
●当資料に市場環境等についてのデータ・分析等が含まれる場合、それらは過去の実績及び将来の予想であり、今後の市場環境等を保証するものではありません。
●当資料は三井住友DSアセットマネジメントが信頼性が高いと判断した情報等に基づき作成しておりますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。
●当資料にインデックス・統計資料等が記載される場合、それらの知的所有権その他の一切の権利は、その発行者および許諾者に帰属します。
●当資料に掲載されている写真がある場合、写真はイメージであり、本文とは関係ない場合があります。

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録