株式投資は「森羅万象」を織り込む?
日経新聞からこれらのキーワードを見つけ出し、指標ノートのコメント欄に書き写す。私がこれまでどのような新聞記事の見出しを書き写し、どのように読み取ったのか、その一例を次に挙げておくので参考にしていただきたい。
ただし、この見出しには前述した文字・単語がないことをお断りしておく。
「レールガン極超音速兵器を迎撃」(指標ノート2022年1月5日)
なぜこの見出しを指標ノートに書き写したかというと、日経新聞が年明け早々、こうした記事を1面のトップに載せるのは、極めて珍しいからだ。
ちなみに、レールガンとは、電気を通しやすい素材でつくった2本のレールの間に、導電性のある弾丸をはさみ、電流を流して磁場をつくり、電磁力で超高速の弾丸を発射する最新兵器のことだ。それを防衛省が2022年度から開発を本格化しようとしていると報じていた。
翌6日には、この記事に呼応するかのように「北朝鮮マッハ5極超音速ミサイル発射」の見出しがあり指標ノートに記入している。
そして、2022年は何か不穏なことが起きるように思っていた矢先、この予感は「ロシアウクライナに侵攻ウクライナ全土非常事態宣言」(2月24日)という形で現実のものとなってしまった。
このように株式投資は、森羅万象を織り込むと考えていて、気になる事柄を頭に入れるようにしている。
とはいえ、記憶はうろ覚えで曖昧であったりするので、日経新聞を読んでいて気づいたキーワードを、その都度、指標ノートに記入しておくに越したことはない。
渡部 清二
複眼経済塾
代表取締役塾長
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