なぜ副収入が必要なのか、なぜ複業という手段を選ぶのか
複業における金銭報酬は文字通り「副収入」を指します。エンジニアが複業でコーディングをして金銭を得たり、ライターが文字数や記事数に応じて金銭を得たりするイメージしやすい報酬です。世の中の複業においては金銭報酬を前提とした求人が最も多くなっています。
では、なぜ副収入が必要か、実は金銭報酬を目的とする複業の場合、この問いが最も重要になってきます。複業に人生の時間を費やしてまで「なぜ副収入が必要なのか」という問いに対して明確に答えを言語化できているでしょうか。
例えば、本業での収入に不満がある場合は、必ずしも複業で副収入を得る必要はなく、より高い収入を求めて転職するという選択肢もあります。一方で、結婚式を開くために一定期間だけ副収入が必要な場合は「複業」という方法で副収入を得たいと考えることもあるでしょう。
つまり、なぜ複業という手段で副収入を得る必要性があるのか、明確に目的を言語化することが必要です。より具体的に、かつ納得のいくまでとことん自分と対話し、向き合ってみましょう。
理想の収益ポートフォリオを設計する
金銭報酬を得たい目的が言語化できた次のステップは、目標の設定です。オススメする目標設定の方法は「期限」と「目標金額」を設定し、理想の収益ポートフォリオを作成することです。一見、当たり前のことを言っているようですが、意外と複業で実践している人は少ないです。
考え方は非常にシンプルです。複業の目的を達成するために、いつまでに、どのくらいの副収入が必要か、目標を数値化し、目的を達成するための期間として妥当性があるのか確かめましょう。目標を定量的に可視化することでゴールが明確になり、複業へのモチベーションアップにも繋がると同時に、モチベーションがさがったときに立ち返ることができる初心や、今の現在地を知ることができる地図にもなります。このポートフォリオを、携帯電話やPCの待ち受けなど常に見える状態に設定することも高いモチベーションで複業を続けるポイントです。
では、収益ポートフォリオを作成するにあたり具体例を3つ紹介します。前提としては、会社員で金銭報酬を目的に複業をするケースとなります。複業をはじめるときの動機などかなりリアリティのある事例ですので、自分の身に当てはめてイメージを膨らませて考えてみてください。複業の目的を明確にする上で参考になれば幸いです。